V6「Can't Get Enough / ハナヒラケ」
Can't get enough(初回A盤)
きゃんげな。10年前の自分に「V6の曲やで」つって聴かせても簡単には信じなさそうな、攻めた曲。ほとんど洋楽、って感じなんですけどほんとにお洒落だよねぇ、これがハナヒラケと両A面の2017年リリースとか、振り幅ありすぎてて、控えめに言ってもV6最高だもの。やー、もうなんだろうね。きゃんげな、普通にかっこいいだけだから笑っちゃうんだよなあ。あの、シャーーってなってる残像ジャケット写真すごく面白いと思っていて、98%かっこいいんだけど、2%くらいの面白さも、ね、あるでしょう。だからあえて、ポスター欲しくてAmazonでも頼んじゃった。坂本さんが「自分が動くんじゃなくてカメラが動くんだね時代は進んだね」みたいなことを仰っていましたが、全くの同感です。ただそのまま撮って残すだけじゃ満足できない人間の追求心ってすごいものだな。
ハナヒラケ(初回B盤)
こういうゲーム、steamでよく見るよね~的なMV。
あの2DなV6の旅は結局、どこに落ち着いたんだろう。
謎の最新技術MVシリーズ。地味ぃ~に小ネタ(交通誘導など)を入れてくる長野博の職人芸に脱帽しながら見てました。あまりに張りきりすぎて注意を受けるひろし素敵すぎ……。しかし岡田准一、役者としてスキルアップすればするほどアイドルとしては正解に近い昭和っぽい動き(うまく説明できないのだが、これについてはトニセンがむっちゃうまいと思っている)は、どんどん嘘くさくなってる気がしないでもなくって、その不器用さみたいなものがとても愛らしいなと感じます。カラー水風船ぶつけあっておじさんたちがキャッキャする平和な世界……。
メンバーの不満を解消できるのかスペシャル(初回B盤)
ほんと数年前のあれ*1はなんだったの?ってくらい、立て続けに素晴らしいバラエティ企画を用意してくださっています。
「単におまえ、森田剛をハグしたかっただけじゃねぇか?」というオチに持っていく三宅の健ちゃんがどこまで天然なのかはわかりませんが、森千家をやたら誉めるところから全部計算だとしたら我々は三宅健の手のひらでいとも容易く転がされたことになるわけだが、直接聞いてみたらご本人は全部計算だと言い張るも5%くらいは素でやっている、くらいの案配に見える。そこで、自分の他にも誰かを生贄とすべく「キスしなくていいの?」とか言い出す森田剛のアタッカーぶりも凄まじい。そこでオカダに指名が入る一連の流れがあまりにもカミセンすぎ。三宅ちゃんにキスされて(井ノ原先輩のように簡単には唇いけない三宅岡田の距離感がまた最高じゃないですか?)そこのオカダくん、顔を赤らめないでください!、うれしいかのか恥ずかしいのか考えすぎなのか、なんなのあなたのその感情は!?(イヤそうにしなくなったところが、ああーっ、オカダ大人になった!!!と個人的にはたまらない気持ちになるなぁ)
(坂本リーダーにケチつけまくるけど結局やっぱり美味しい!とか、長野三宅のどこ住んでるんだ攻防戦とか、なんなの今回の三宅健劇場、すごくない?)(責められる坂本さんにくすくす笑ってる長野岡田とかもう平和万歳でした。リーダーおつかれさまです!)
足跡(通常盤 / VR盤)
V6「足跡」が名曲でとうとうと泣いている夜。
— じきどう (@jikido_t) 2017年2月26日
Train(2006)からの、
Voyager(2007)からの、
WALK(2011)からの、
足跡(2017)ですね、わかります!
たぶん、次あたり、飛行機をチャーターする旅の歌が来るんじゃないかなと睨んでます。
MANIAC(通常盤)
実は今回、最も「V6のアルバムによく入っているタイプ」な気のする一曲。VVV6のエンディングでかかっていそう。とても耳慣れた雰囲気なので、他の曲とのバランスがとてもいいですね。
VR盤(セブン盤)
うーん、まさに、
「来てるなぁ、未来!」
「来てますよ、未来!」
以前、特典で「SPOT LIGHT」の映像が見られる*2というのがありましたが、あれの立体版ですね。
「子供の科学の付録みたーい!」とキャッキャしながら専用ゴーグル?を組み立ててて、スマホを覗けば手の届く距離にV6!!!
↑工作大好きっこなもので、なんならこれだけでもちょっとわくわくするもの。
いやー、これがすさまじくときめいた。
特に、事前に収録されていると知らなかった「足跡」のレコーディングルームを間近で見られるほう。これがすごい。
VR「足跡」がやばい。このシステム考えた人は天才。
— じきどう (@jikido_t) 2017年3月14日
V6でこんなにもときめいたのはじめてだったかもしんない。
井ノ原さんやばい。こんなことされたらわたし、泣いちゃうもの。
やー、マジVR「足跡」は予想外だったわ、これについてはまた明日じっくり語ろう。だいたい、曲からして最の高なのに、おまけがまさに夢のようって恐ろしい話ですよ……
— じきどう (@jikido_t) 2017年3月14日
激しく踊る「Can't get enough」も勿論間違いなく良いんだけど、個人の体感としては「足跡」のほうが、より、臨場感を得られました。ただ単に、異性の横顔フェチだからなのかもしれなんだけれど、そこに歌声とリアルな身長感が加わっちゃうともう最強でした。めちゃくちゃいいなこれ。普通にペットボトルの水を飲んでるだけで、うわぁあああって感情が止まんないっす、妙にリアルなところがたまらなくよかったんですよ。あんまり華美でないほうが落ち着くというか。例えばね、憧れの先輩が試合に出ていて、自分はマネージャーなわけ。ベンチでスコアボード持って応援してるわけ。そうしたら先輩がベンチに戻ってきて、隣に座って水を飲みはじめる、それをこう、見てるときのときめき。え?、全然伝わらない?、よしじゃあ無理にとは言わん、お財布の許す範囲でVR盤を買ってくれ。話はそれからにしよう。VR盤はセブンネットでのお取り扱いだから注意だぞ。
不思議だー、不思議だーーー。
何度見てもやっぱり脳が騙されるーーー。
人間の感覚ってほんとうに不思議。脳が錯覚起こしてるんでしょうね、あたかも本当に経験したことみたいに感じる。見すぎて慣れちゃったらそう感じなくなるのかもしれないけれど。不満というか改善してほしい点は、とにかくダウンロードページの読み込みに時間がかかったのと、読み込んだと思ったらスマホの電源が勝手に落ちたところですね。改めて再起動かけて、大丈夫だったからよかったけれどだいぶヒヤヒヤしました。
いろんな事情で、コンサートや舞台やらにひょいひょい行けない方も、たくさんいらっしゃるわけじゃないですか。でも、最低限の機材(スマホ)で、そこに存在しているように見られるって、むっちゃいいなって思った。
特典のドリフェス映像は、また改めて時間を取れたときに見たいと思います。バージョン違いを作ってのシングル発売としても、握手券やランダム特典封入といった安易な方法に逃げず、謎最新技術に全力を出してくれるV6というグループが、私はとっても大好きです。2種類のMV謎最新技術ということでけっこうお金かかってるだろうし、V6は優遇されていますね。ありがたいことです。これを当たり前ととらえず、謙虚かつ素直に喜びたいと思います。
どこからかじっても飽きさせない工夫に満ちた、現在のV6だからこそできる、いぶし銀のシングルCDでした。大変楽しませていただきました、ありがとうございました。また、次は9係新曲で、新たな試みで驚かせてほしいです!(やー、この調子だと今年もバラード調かなー?)
【早期購入特典あり】Can't Get Enough / ハナヒラケ(DVD付)(初回生産限定盤A)(告知兼特典ポスター付)
- アーティスト: V6
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2017/03/15
- メディア: CD
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