そのうち笑い話になるさ

得意分野は90年代の土曜9時ですが、22年目の話題にもできる限り迫っていく所存です。

V6「涙のアトが消える頃」初回Bを考える

まずは、メンバーはじめスタッフ関係者の皆さん、新曲を作成してくださり本当にありがとうございます。なんにせよひとつの作品イメージを作り出し売り出すというのは非常に骨の折れる仕事で、皆さんのたゆまぬ努力のおかけでV6が20年近く成り立っているのは幸せなことで、頭の下がる思いです。15年ほど継続して彼らの活動を応援し、VHSもDVDもCDも全て入手しております。いちV6好きの分際であまり偉そうなことを言えないのは重々承知の上で、それでも先行きが不安なため、ここに書き出しておこうと思います。曲ではなく、映像の評価と感想。

問題は、初回Bの誰得お悩み相談。DVD「Oh! My! Goodness!」初回Bの(圧倒的に悪い意味での)衝撃を思い出すに至りましたので、辛辣な意見にご理解ある方のみお進みください。





いつもは通常盤と初回B(MVでないほう)しか買わないのですが、今回はMVが6人そろって!とのことだったので思いきって全種類購入してみました(どうせ今年はシングル1枚しか出ないだろうからな~で3形態予約したのに、早くも三宅ドラマ新曲の話が出ていてうれしい悲鳴!苦笑)どうしても「あの男は誰だ、言ってみなさい、お父さん怒らないから!」にしか見えない坂本昌行も微笑ましい初回AのMVの無駄に凝ったドラマ設定は、なんか、いいような、悪いような。それは勝手にこちらで考えますから間に合ってます!という感じです。でもイノッチの設定はとても良かったなあ。メイキングについては、チャンネルα 無き今では貴重な舞台裏を見させていただいてありがたいものです。ラブセンにはあまり興味がありません*1ので割愛して、特典映像の話をしたいと思います。ネクジェネの相談コーナーを映像で仕込みでシャレオツにやりましたってことですね。まあ、いくらファンでも「買わない」っつうのも、意思表示ですよね。


涙のアトが消える頃  (CD+DVD) (初回生産限定B)

涙のアトが消える頃 (CD+DVD) (初回生産限定B)

・普段おとなしいV6ファンも一揆を起こすレベル
CDシングルやアルバムの特典映像ではわりといい仕事をしてきた(はずだった)だけに、今回の初回Bの「もう全然ファン心理をわかってない感」は痛かったですね。まず「楽屋相談もなにも明らかに楽屋じゃねーよ」という、うーん、おっさんファン?はこういうのがいいのか?、エキストラおっさんたちには何の罪もありませんが、いいおっさんたちが年下のV6たちに芝居の相談するのがあまりに情けないというか。芝居の相談はいいとしても小遣いくれ!はただただ不快なだけだったし、なんぞこの終わり方……ぽか~ん。シュールなオチにしようとしてだだ滑りするってどうよ。まあ、見辛いカメラワークには何の反省も見られないことはわかりました。SHBの謎マネキンは賛否あったので置いておくとして(あれ個人的には解釈の余地があってけっこう好き、)先日、友人の元で見せてもらい、V6のDVDで初めて心の底から「買わなくてよかったぜ!」と思った(友人も同意で、すぐ封印したらしい)悪名高いOMGの初回Bから「全く何も学ばなかったのか?」悲しみと疑問を抱かざるをえない仕上がりです。ということで、こっからの話は先日観たOMG初回Bの感想も含んでいます(むしろそっちメイン?)


・初回Bを購入するのはファンである
V6ファンは(一部の個人ファンなど例外を除き)メンバー同士の関係性、絡み、何気ない等身大の会話や悪ふざけが心から大好きです。映像としてカッコいい大人たち、斬新な手法、高級感、スタイリッシュおしゃれ(笑)、そういったものがキライなわけではありませんが、なかなか6人勢揃いを画面で見せてもらえないこのご時世に、せっかく6人がそろっての場面で今さら「スタッフの手で作り上げられたV6」像を見せられても、違和感しか覚えません。これはコンサート合間チラッと流れるスクリーン映像でも、膝を正して見るドキュメンタリー作品でもありません。CDを購入した人を楽しませる、満足させる、また欲しいなと思わせる、そういったオマケでなければなりません。偽物のV6のオフ映像、意味の無いスタッフのカット、仕込み以外の何者でもない素人、満足しているのは(なぜか画面にもちょいちょい出てくる)スタッフだけではないのでしょうか。これなら、まだお笑い路線に逃げてくれたほうが話題にもなるし、許す気にもなるというものです。同じ仕込みでも「学校へ行こう」があれだけ支持されていたのは、観るものを楽しませようという気概だけは充分伝わってきたからでしょう。メンバー露出より演出にばかりこだわったおしゃれな映像作品を作るな、とは言いません。それを「通常より高いお金を出して買ったファンの人へのオマケ」として出されることには抵抗がある、というのです。少なくとも、あの会場で星に願いを書いた者としては、ちっとも愉快じゃありません。どうしても作りたいなら特典ではなく、別の媒体として売るべきです(それが本当に求められている映像なのか、CDやDVDのオマケだから売れただけの映像だったのかもハッキリします。)


・戦犯は誰か?
思えばアーティスト(笑)風な演出は、昔からツアーDVDには含まれていました。確かに、そのままではだらけてしまう舞台裏映像を引き締める効果は認めますが、小手先だけの映像技術や演出は、観ていておもしろいものではありません。スタッフが見せたいV6像(ファンの夢を叶えてくれる存在、カッコいい、あこがれ)と実際の作品(メンバーほとんど出てこない、手ぶれ、ピンぼけ、素人、エキストラ、無意味なスタッフの映り込み、突っ込みどころしかない各個人の休日風映像←特にマッサージと美容室失笑、ただ脱がせたいだけか)にギャップが感じられます。前からちょっとあった違和感が、前回と今回の特典で決定的になった感じ。結婚記念日を祝うV6だって、年上の人生相談に乗るV6だって、プロットだけ聞けば普通に良い話で、学校へ行こうに慣れてる我々としても(個人的にはうれしくなくて全く興味を引かれないものの)受け入れられない話ではありませんでした。しかし、どうしてこうなったのか。スタッフの若さや経験不足なのかなという気もしますし、どこか男性目線なのかなとも思います。メンバーが10代20代の頃ならイメージ映像に「キャー( ☆∀☆)」となったファンの人たちも、今や目が肥えており、虚構か否かはすぐに判断がついてしまいます。少なくとも、誰がどうしてあの素人さんを選び、企画を練り、特典とするに至ったか、その説明くらいは映像内で(嘘でも)触れるべきでした。推察するに「スタッフの用意した企画にただただ乗っかっただけ」なのであれば、いい年こいたV6のメンバーも失望の対象です。


・20周年の雲行き
この調子で20周年のおしゃれ映像作品(キリッ)みたいなものを作られてしまったらどうしましょう。近年、古株ファンの(他グループへの)流出が甚だしいのは、どうも個人活動が多くなったせいだけではないような気がしています。10周年近辺時の映像作品(コンサートDVDではなく、映画のほう)もなんだか彼らとスタッフの自己満足を越えない範囲(斜め上、そしてファンおいてけぼり)のものだっただけに、不安が募ります。これがV6のスタンダードとの思いがスタッフ関係者の間にあるのだとしたら、その見方はそろそろ投げ売ったほうがいい。ま、悪いことだけに目を向けてしまうのでは器が小さいですね。例えば「大人Guyz」やセクバニコン「walk」など、6人だけの打ち上げやトニタン映像特典のように、信じられないくらい素晴らしく理想以上の映像を届けてくれることもあるのですから、すんごく期待してるんだから、お願いしますよ~!


ぶっちゃけ、楽屋にハンディカム1台置いておくだけでいいんです。こりにこった映像特典(古く言えば「それぞれの空DVD」とか)を作ってくださる余力や予算や技術やらがあるのなら、私たちはそのぶん、楽屋裏やMC集や、くだらないコントが観たい。おやすみイノッチ全種類が観たい。仲良しなところが、ただただ観たい。10周年のときにあれだけファンが増えたのは、6人旅の車内があまりに微笑ましかったからに他ならない。おっさんになっても可愛くお茶目にカッコいい、芸達者なV6を広めていってほしい。特典を作ってくださること自体は本当にありがたく、次々と新しいことに挑戦して我々を驚かせてくれる心持ちには感謝しっぱなしですが、それが多くのファンのニーズとズレているのがとっっってももったいない。今回の初回Bは、井ノ原さんと健ちゃんがいつもの調子で楽しそうなのが救いでした。正直あのオチさえ無ければ、二人の奮闘が見られる内容であり、つまらないけど悪くは無かった。目くじらを立てる必用なんて無かったかもしれません。ただやっぱり正直なところ、素人さんエキストラさん裏方さんモデルさん等々メンバー以外の方々は極力画面から排除して、6人の絡みを中心に制作してもらえると、安心して見られます。


好みの問題と言われてしまえばそれまでですが、こういう嗜好を持つファンの抗議が、マーケティングの観点からも決して無視のできない大きさに膨れ上がっていることを、V6はじめ関係者様各位にはどうか知っておいてほしいところであります。

*1:このあとシェアハウス設定を機に、課金ガチ勢になりました。あの設定とVすごろく設定は素晴らしかった……。