そのうち笑い話になるさ

得意分野は土曜の夜、日曜の朝です。

V6、それぞれの旅立ちに寄せまして

V6、26周年おめでとうございます!!!



私たちV6ファンは、彼らの姿に、
長い長い夢を見せ続けてもらいました。


思えば、グループの解散、には、
“悪いイメージ”しかありませんでした。

性格の不一致だとか、不祥事だとか、音楽性の違いだとか、怪我だとか病気だとか、周りの大人の事情だとか。いろんな理由で解散を選択するグループがあるなかで、こんなにも円満に、職務を全うして、メンバーを減らすこともなく、笑いながら楽しそうに、幸せそうに駆け抜けきったアイドルグループを、私は、V6以外に知りません。

この6人じゃなかったらV6じゃないもんね、
そう断言してしまえるV6が、私は大好きです。

彼らは、私たちV6ファンへ、たくさんの置き土産を残してくれました。

企業各位とコラボし、
看板番組で笑わせて、
家族写真を贈り届けて、
V6植樹ブイロクの木を植え、
最後となる公演を生配信し、
仮想空間に先端技術を注ぎ、
新たな映像作品を残してまで、

時間も予算も手間も惜しまずに、

“V6”という概念を、残してくれました。

それはきっと、彼らだけでなく、V6ファンだけでなく、V6に携わる多くの方々が、彼らを愛し、最高の花道を用意してあげようとしてくれたからにほかなりません。なによ、愛されるグループになっちゃったじゃないの、V6。むちゃくちゃ見る目あったじゃないの、当時小学生だった自分笑。

カミセン、おとな特有のぎすぎすした感じにならずに、10代から関係性変わらずな感じで、突っ走りきったのすげぇなと思います。岡田、健ちゃん好きすぎない?を続けてくれてありがとうっていうか死ぬまで続けてもらいたいし、自分が思ってる以上に剛くんからすごく好かれてるんだと思うよ。森田さんが、健はバカでいいんじゃないって自然体で言ってたの変わらなくて最高。健ちゃん、森田剛が隣に居続けてくれてよかったね。



予想するなら、岡田准一もいつかは森田剛の背中を追うように退所するのだろうな。ただ、健ちゃんはアイドルという職業を追究するという意味で、ジャニーズから離れずそのままあり続けてくれるんじゃないかしら。プロデュース業、始めそうですよね。仮に、三宅健がアイドルグループ作ったらどんなものになるんだろう。

トニセンがネクジェネを続けてくれるというから、なんとか平静を保つことができています。トニセンはいつも、あの感じのまま、どこまでもゆるくおしゃべりしていてほしい。食と健康と昔話で、盛り上がっていてほしい。たまにはカミセンの話も混ぜてほしい。それから、トニセン劇団の新作を待っています(要望が多い。)


彼らにとっての解散、とは決して、
後ろ暗い“悪いイメージ”のものではなかった。

それこそ、
「太陽のあたる場所」が聴こえてくるような、

これからの人生を前向きに歩んでいくための、
舞台転換のようなものだった。



10周年の頃、V6は「他人」であると岡田准一は話しました。最初は家族だと思っていたけれど、家族ではなかった、そう話していました。彼が2021年に撮影したのは、V6が6人バラバラの衣装を着た記念写真。それは、岡田さん曰く「家族写真」……いまの6人を表現するのに最もしっくりくる表現が、きっと「家族」なのでしょう。


血のつながりが関係ない「家族」のことを、
「STEP FAMILY」と、呼ぶのだそうです。


大好きな「家族」の姿を、作品として永遠に残そうと毎日V6の写真を撮り続けて「僕らが選んだ事なので、たぶん間違ってはないと思う」って、真っ直ぐに言った岡田が、私は、心から、大好きです。
(このタイミングで「太陽のあたる場所」流してください笑。)

誰より優しくファンのことを考えて写真や文章を投稿してくれた健ちゃんが、
直感を信じて己の道をぶれず迷わず突き進んでいくカッコよすぎる森田さんが、
悲しくなってしまいそうなときにはふざけ倒して笑顔をつくり続けたイノッチが、
とにかくみんなの信頼と変わらぬ安心感を引き受ける母性にあふれた長野くんが、
若い頃は無理してでもV6を引っ張っておとなになってからは少し引いたところからみんなを見守ってくれた、そんな我らがリーダー坂本さんが、

みんなみんな、心から、大好きです。

なんて、愛にあふれたグループなんだろう。
そうか、ずっとわからなかったけれど、きっとここから“愛なんだ”って、こういうことだったのかもしれないな。

6人はこれからも変わることなく仲良しで、会えば笑って、いつも通りのゆるいやり取りができる。ブイロクの木を植えて、どこまでもカッコよく駆け抜けてくれてありがとう。ラスト、歌い終わっておもむろにバレーボール置いたらおもしろいなと思ってたけど、さすがに置かねーか笑。

私は何か大きな勘違いをして、寂しがっていただけだったのかもしれません。だって男たちが26年いっしょにいて作った関係性なんて、なにがどうなっても壊れようがないもの。変化しようがないもの。これは人生の新たなステージに踏み出すための、ちょっとした節目でしかないのかもしれません。

それこそ、これまで育ててくれた母校を卒業して、故郷から離れるみたいなものなのかもしれません。

10年後でも、20年後でもいいからさ、同窓会でも開いたらいいよ。健ちゃんと森田さんできゃっきゃして、大喜びなイノッチもうべろんべろんになっちゃって、岡田が写真撮りつつ抱えて運んであげて、長野くんが全部覚えててあげて、坂本さんが生ビール片手にそういうの全部、微笑ましく眺めていたらいいよ。


だってまた笑って会えるよ!!!
死ぬわけじゃないんだからさ!!!








そう、笑って目を覚ますはずだったけれど。

仕方ないよな、って、笑って目を覚ますはずだったけれど、

V6の森田剛が「これで、さよならじゃないんで」って言うから。

V6の坂本昌行が「またこの景色を見たい」って言うから。

まだ、あきらめなくていいんだなって、思いました。V6を、あきらめてしまわなくていいんだなって、思いました。

V6の6人は、学校の屋上で、笑ってふざけ合いながら、待っててくれているんだもんね。(「WANDERER」)

私はこれからも、全く変わらぬスタンスで、彼らにまつわる文章を、ゆるゆると書き残していくつもりです。明日も「over」聴いちゃうもんな、明後日は「太陽のあたる場所」聴いちゃうもんな!!!