そのうち笑い話になるさ

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V6が解散を決めたこと、それから


これはもう、とあるV6ファンの勝手な思い込みにすぎないのですが、解散という言葉そのものを出したのは、森田剛ではない気がしています。ドラマのなかでは森田さんだったんだけどね。


livvvvvve.hateblo.jp

上記の記事にもあります通り、

“ずっと三人で暮らしたい、と理想にしがみつきつつも徐々に現実を受け入れていく健ちゃんオカダと、三人でずっといっしょに暮らすなんてわけにはいかずいつか必ずさよならしなくちゃならない、と寂しさ痛みを一手に引き受ける誰より寂しがりでキレッキレの森田さん。90年代ラストのカミセンは、だいたいこんな感じです。”

だったわけです。

それから20年後の森田剛が、これから自分はこう生きたいと切り出したのは間違いないだろうけど、いつかのインタビューで「数年後に最悪、俺が居なくても」の話をしていたのを思い出すと、やっぱ、ほかのメンバーには、解散しようとは言えなかったんじゃないかな。誰か抜けても続くグループ、いっぱいあるもんね。

でも、森田が(あるいはほかの誰かが)いなくなるなら、それは解散しかないね。V6がこの6人じゃなくなるなら、それは解散しかないね。ってのは、きっと、彼らの共通認識になっていたんじゃないかなって思うのです。V6はV5になり得ないんですよ。



いや怖いくらい予想どおりなんだが(笑)。

森田がそう言ったときに、誰にも止められなかったろうなって思うんですよ。ジャニーズ退所なされた先輩や同期や後輩が、みなさんけっこう楽しそうに、第二の人生を歩んでいっているから余計にさ。V6みんな優しいからさ、薄々思っていたとしても「幕引きしよう」って、何か決定的なきっかけがなかったら、ずっと、言えなかっただろうな。

そもそも、バレーボールの大会終わったら解散だとか、20世紀が終わったら解散だとか、10周年過ぎた辺りで解散だとか、ヤバいヤバいと言われ続けて結局ここまでやって来たんだから、26年間しっかり活動を続けた、そのこと自体がもう奇跡、なんですよね。長い長い夢を見させてもらったな。

今年「太陽のあたる場所」が推されるのも、必然な気はしていて。
カミセン、Coming Century の締めくくりにもぴったりだと思うし。

「新・俺たちの旅」の劇中では、解散と言う森田剛に対して、そんなのイヤだと声をあげる役回りだったのが三宅健で、家族とはまた別の情があるから離れたくないと主張する役回りだったのが岡田准一でした。結局、最終回で3人は別れて、それぞれの生活を確立していきますが、たまに思い出したように集合してごはんを食べるなどしています。

「太陽のあたる場所」を聴けば、どうしたってそういうことを思い出してしまうけれど、ふたりは、特に健ちゃんは、どんなことを思ったのかな。

「健とはずっと一緒だけど、こいつは俺の何なんだろう。俺が死ぬとき、どう思うんだろう」みたいな、めちゃくちゃ湿度の高いこと言ってたのは森田だけど、健ちゃんわりとそういうとこクールというか恥ずかしがる感じだから、おとなになってから明確な言葉では、あんまり聞いたことない気がするんだよな。

無意識の態度にはめっちゃ出るけど(森田のほうへ寄っていくというのは岡田の証言)

寂しいのは、いちばん寂しがってるんじゃないかって気はするんですよね、健ちゃんが。V6のことも、カミセンのことも、ずっとずっとすごく好きでいてくれたひとだもの。健ちゃんのことなので、このときの心境については、いつかどこかで、ちゃんと語って教えてくれるんじゃないかなと思います。

「剛がいないなら(V6を)やらない」って、デビュー前に言った男だもんね。



発売されたばかりのTV誌、森田さんの語るところによればカミセンは「言葉を交わさずとも感覚で伝えられるのが面白かった」のだそうで。あい変わらず、剛健がキャッキャしてて、それを岡田がにこにこ見守ってる。ほんと、誕生から集大成まで、マジでドラマチックな3人組なのよなあ、Coming Century。それが20th Centuryと合わさると、6人そろえばマジヤバい、俺たち無敵のV6!なわけですよ。


そうだな、正直に言えば、

わたし自身は、永遠に見たかったです。
あの6人の、6人そろった旅の続きをね。



音楽番組週間を待ちながら、そういうこと吐き出すくらいはさ、許してもらっても、いいかなあ。