そのうち笑い話になるさ

得意分野は90年代の土曜9時ですが、23年目の話題にもできる限り迫っていく所存です。

ビルドとルーブとウィザードの話

大人って、おそろしい。

毎日毎日少しずつ、ビルドのグッズを集めてしまう。買い逃すのが怖くて、買えるとあらば、買ってしまう。誰に見せるわけでもないくせに、ほとんど使うこともないくせに、フルボトルや創動、ガチャポンや雑誌の類にとどまらず、DX玩具もBlu-rayも、プレミアムバンダイあれこれも、まったくもって歯止めが効かない。止まらない。

参った。おかしい。こんなはずでは……。

ひょっとしたら自分というやつは、「大好きな物語」が終わってしまうことに、慣れていないのではないだろうか。これまでにも好きになった特撮作品はたくさんあったけど、「好きになる前に完結していた物語」や「今でもときどき進展している物語」ばかりだ。ほかの趣味に目を向けても、V6にしろNACSにしろ、運良く現在進行中で、おそらく、完結編はまだまだ先だ。

それに対してどうだろう、現行ニチアサ作品!

もう、100%終わるのだ。なにがどうなっても8月には終わるのだ。戦兎と万丈と、カズミンに幻さん、美空ちゃん紗羽さん、内海、石動エボルト、あの面子があのお衣装でナシタに集うことは、たぶん、よっぽどのことがない限り、もう二度とないだろう(メタ的に言えば、おそらく、あの秘密基地は次の作品セットへと作り替えられてしまったのだ。)

だから、いつでもいいやは通じないのだ。

二度と戻ってこない夏を、このときしか買えない夏を、なんとか手元に残すために、終わっちゃうさみしさをどうにかごまかすために、光らない鳴らないなんだかわけのわからぬつまらんおもちゃに他ならないフルボトルを、せっせと集めてしまうのだ。ざっと数えて50本くらいありました。そろそろパンドラ箱が開く。ヤベーイ。*1

でも心が弱っていた時期だったから、ほんと楽しかったし救われたんだ、一生懸命戦ってくれたビルドには。どうしようもないダメ大人なんですが、とうとうウルトラマンルーブのぬいぐるみもポチりました。恐るべしバンダイバンダイさえ無ければ、ちょっといい車くらい買えたんじゃないかしら。どっちに払うのが幸せかはわかりませんけれど。*2

ビルドが完結したら、ちゃんと感想を書きたいなと思っています。まだ展開が読めないよね、劇場版も観なきゃならないし。ひょっとしたら、どこぞの紅音也みたいに、猿渡一海が転生して、最終回で別ライダーになるそっくりさんが登場するかもしれないし、どこぞの紅渡みたいに、次の節目作品主人公へ、謎の助言をさせられる役目の桐生戦兎が観られるかもしれないし。まだまだ最後まで楽しみだ。




追記は、小説版 仮面ライダーウィザード感想。
(と、ビルドの最後を予想してあれこれ。)


今さら小説ウィザードを読んだ

初めて1年通して視聴した、非常に思い出深い仮面ライダー、ウィザード。ちなみにこの頃はまだ、魔法の指輪に手を出さなかった(ロックシードは買っちゃった。)

シティーウォーズではたまたま一番好きなフレイムドラゴンが出て主戦力なこともあり、じわっと懐かしくなって小説をお取り寄せしたのですが、まさかのがっつり恋愛小説……!!!ってところは置いておいて、晴人が軽口の陰で隠し続けてきた多くの感情、ああ、ウィザードの物語ってこういうことがやりたかったんだなあって思えた。555、剣、キバ、マッハ、と読んできて今作が最も、本編と登場人物の言動がリンクしていたように思います。なんというか、ここまでで一番しっくりきたもの。

晴人さんも初見では“しゃらくせぇな”って感じだったけれど、サッカー回辺りで普通の兄ちゃんっぽいのが描かれてからはすごく好きな主人公です。操真晴人の抱えた孤独は、本編でもうちょっと丁寧にやってもいいよねと思っていたので、こうして補完されてうれしい。とんでもなく不幸な兄ちゃんが精いっぱいのハッタリでカッコつけたライダーだったのよね(作風にベストマッチで、歴代でもかなり好きな主題歌です。)小説版の操真晴人は特に、桐生戦兎(もとい、記憶を失っていた葛城巧)に似たところがあって燃えます。

やーもう、終盤の「凛子」呼びに不覚にも……。仁藤はあい変わらずイイヤツすぎるし、新フォームに指輪パンチ、ガルーダちゃんにも出番があるぞ。コヨミと凛子ちゃんと操真晴人の顛末を知ってから本編を見返すと、むっちゃむず痒いわね!!!

うーん、でも、ずっとひとりぼっちだったって操真晴人、おまえにはサッカーの仲間も、面影堂も、はんぐり~も、凛子ちゃんもコヨミもいたじゃないかと、人間関係から逃げ続けた表晴人のうじうじぶりに苛つく気持ちもあったけど。結局、ドラゴンと父さん母さんの言葉で立ち直るんかい!みたいな。仁藤マヨとまではいかなくとも、もっと楽観的であってもいいのになあ操真晴人。本作最大のストレッサーちんぷい瞬平が、ちゃんと要所要所で役立ってて驚愕した。真由ちゃんは晴コヨ派ではなく晴凛派だったということが明らかに。凛子ちゃんはともかく、個人的にも、コヨミちゃんは晴人の妹枠だと思って見てたなあ。美空ちゃんも戦兎の妹枠だと思って見てる。あと、晴人の担任の先生はルーブでウシオさんになってるので、絶対いい人だと思ってる。木崎さんと輪島のおっちゃんもよかった。

余裕のヒーローぶることでどうにか自我を保ってた(ゆえに甘え方がわからない)ライダー、ということで操真晴人と桐生戦兎は相性良さそう。相方がドラゴンだし。魔法と科学だし。指輪の魔法をアホ毛立てながらひゃっほほほいって解析にかかる桐生戦兎、絶対あると思います。白い魔法使いと物理学対決、やると思います。惜しかったな平ジェネあと1年ずれてたら共闘できたのにな、話の筋書き的にも、葛葉紘汰と操真晴人を入れ換えてほしかった……操真晴人と万丈龍我を並べてみたかった。俺が最後の希望だ。

ギャグ描写がすごく苦手だったけれど、とにかく殺陣とマントの裾がカッコよかったなぁウィザード。本編はラスト、長い道をバイクで去るカットがとても好きだったし、ブレイドのそれは言わずもがななので、ビルドも、戦兎がスカイウォールのない大空の下をマシンビルダーで走り去るカットで終わると一番すっきりするかな……や、でも、平行世界と融合からの「桐生戦兎の消失」エンドな気がしてしまうし、そこは万丈が第六感なりなんなりで、どうにかラブ&ピースの実現した世界へ、桐生戦兎を繋ぎ止めてあげてほしいですね。

次は、エグゼイドの小説版を読もうっと。

*1:のみならず、テレ朝夏祭りにも行ってきた。犬飼くんはひとつの公演で必ず一度は佐藤太郎を披露しなければならない使命感でもあるのだろうか……なんというサービス精神。赤楚くんがちゃんと前フリを作ってくれて、生「焼肉っしょ」拝聴しました、ありがとうございました。

*2:スポンサー様のご都合により、ひたすらランチパックばっかり食ってる湊兄弟が尊くなりつつある。