そのうち笑い話になるさ

得意分野は90年代の土曜9時ですが、22年目の話題にもできる限り迫っていく所存です。

新・俺たちの旅 Ver.1999 第二話

*第2話*




二人を離れに泊めた(婚約者のノリコさん宅の離れに、他者を泊めたりしないという条件で住んでいる)ことで早速ノリコさんからお説教くらうグズ六さん。基本的にノリコさんに頭が上がりません。おばあちゃんが上京してくるつもりらしいということを教えられ(゚ー゚)「ばーちゃん……おばあさまぁぁぁあ!?」からのハイテンションが完全に、無理して壊れたときのおかだくんそのものである。

おっかないお婆様にホテルをクビになったと知られたら間違いなく勘当されるので(他の一族みんな優秀で、末っ子だけがグズらしい。これは後にも出てくる伏線)「出張」ってことで! と部屋から逃げ出すグズ六。カースケが金取って留守番を引き受けます。

と時を同じくしてオメダの妹、まゆみちゃんが家に帰ってこない話。探しに行くオメダとカースケ(たしか「PU-PU-PU-」で必死こいて探してた猫の名前もまゆみちゃんだったよね……思いがけず既視感)まゆみちゃんを誘ったおっさんがどう見ても危ない感じで、当時は援交とかが社会問題になってた時期だったんだろうね。新ならではの要素だと思います。どんなにかわいそうなおっさんでも、着いてっちゃダメよ~中学生、つーか誘っちゃダメだ、おっさん!(笑)

不良に絡まれるおっさんとまゆみちゃんを助けるカースケ。ちっちゃいわりにがんばった。安定の棒立ち傍観者オメダ。まゆみちゃんを平手打ち→ぎゅっと抱きしめる母さんの凛とした感じがいいですね。けっこう中谷家の母子関係には泣かされたからな~、くぅ~!

グズ六のお婆様(原作ではお母様)が……う~ん、イメージ違うんだよなぁ。気品のベクトルが違う。そうじゃない、そうじゃないんだ……(@_@)

確かにグズ六さんは顔がいい(@元上司の台詞)んだが、これ、残念ながら原作の“なんの取り柄もないくせに母性本能をくすぐるのか異常にモテる”設定が生きてこないんだ……男前の弊害だな。でも、顔の良さを変態じみたハイテンション芝居と驚異のグズグズっぷりでしっかり打ち消してたんじゃないですかね、新でも妙にモテる設定健在でした(私は奈美ちゃんを推すよ!)が和哉みたいに嫌味な感じはしなくて、がんばった。

原作では上京してくるお母様に好物の柿をプレゼントしようとするのですが、新ではお婆様へのプレゼントが都ホテル東京の特製シュークリーム(限定品)に変えられています。元職場の上司に嫌味を言われながら、それでもお婆様のためにがんばるってことでグズ六のいい子っぷりとカースケオメダの付き合いの良さが増し増しになったように感じます。いい改変。上司を二度殴ってクビになる経緯は同じ。ノリコさんに手ぇ引かれて、嫌々歩いてるグズ六さんがだだっこかわゆい。

グズ六さん宅の留守番を任されお婆様の相手をさせられ散々だったうえ、カースケのちゃらさにイラついたヨーコさんが、オメダとのチューを見せつける。やったねラッキーキッス。当時のガコイコで、健ちゃんが上原さくらちゃんファンの学生に間接キッスの要領でクチビル奪われそになってたよね!(笑)

グズ六が、一度がっくりと落とした視線を、支配人に対して“きっ”と持ち上げる仕草に惚れたのです。
そして今回も出ました、青春名物・やっすい土下座! 大好物ですありがとうございます!!!(笑)

(・△・)「やめろよ二人ともケンカしてる場合じゃ……」→わたわたと止めに入る→二人に吹っ飛ばされるオメダ。これも「PU-PU-PU-」からの伝統行事! そんなわけで自分の中で最初のカミセンのイメージは、仲良くケンカする岡剛と、それを制止する優しい健ちゃんです。*1

お婆様からクビになった件(そしてそれを隠そう誤魔化そうとした件)を叱られて叩かれて失望されて、それでも大阪からわざわざ来てくれたお婆様を喜ばせたくて土下座という最終奥義を使いどうにか特製シュークリームをゲットしたグズ六。そんなグズ六のためいっしょに土下座をきめたカースケとオメダ。どうにかグズ六の気持ちをわからせたくて、シュークリームを拒絶するお婆様にぶちギレたカースケ。この若者感溢れる森田さんが真面目に熱血してる感じ、貴重にもほどがある。言葉のひとつひとつがすごく胸に迫る。

最後の「伸六。あんた友達を見る目だけはあるようですね」ってお婆様の言葉、ひどくうれしそうなグズ六さんの「はいっ!」三人そろって深くお辞儀するところ、まわりドン引き、それに被って流れてくる『太陽のあたる場所』……ううーむ、これぞ新俺旅の醍醐味。素晴らしい。お婆様に感じる違和感も吹っ飛ぶほど、三人のうれしそうな顔が爽やかです。若いやつがオトナから認められる瞬間ってのは、なんとも言えず甘酸っぱいものだ。


“「一生懸命」は人を動かす力をきっと持っている”


天の声「いかがでしたか。次週は、熱血三人組が夜這い作戦を決行。一方、中国人留学生ワカメは自殺しようとしていた。どうなることやら?」


こうして考えてみると1話1話で起こる内容が濃いな。群像劇って楽しいね。

初めて買ったCDとして自分の中では別格な『太陽のあたる場所』なんですが、すっごい独特というか、10年経っても他に似たような感じの曲がV6内に見当たらない唯一無二の特別感。間奏のスクラッチ音だけで、うだるような熱気がむあっと蘇ってくる。坂本井ノ原だけがソロでラップ、カミセンの必死なラップ、ゆる~いリズム。*2特殊だよね。V6にしちゃあ珍しく、ちゃんと韻も踏んでますからね(笑)。ヘッドフォンで聴く限りだと右にオメダとグズ六がいて、左にカースケがいて……詳しくなくて知らないんだけど、レコーディングも同じブースで三人いっしょだったのかなぁ?だったらいいなと思ってる!!!

*1:それが作り物であったことには、わりと早い段階で気がついた。

*2:唯一の弱点はひろしだけソロが無いことでしょうか。いや、悲しいかなめずらしいことではないのだけれど……