そのうち笑い話になるさ

得意分野は土曜の夜、日曜の朝です。

岡田准一写真展「Guys 俺たち」 大阪会場の旅

最後の V6 を、とんでもない熱量で書き残した備忘録。



行ってきました。「Guys 俺たち」大阪会場。


東京会場にて浄化されたと思われた V6 へ懸ける熱い想いでしたが、まさかの延長戦です。夏休みの空気感も あいまって、私にとっては夢のような“修学旅行”となりました。


ここぞとばかりに(イノッチとお揃いかもしれない?)靴を新調してみたら、歴代の遠征では最も足にフィットした一足となりました。けっこう歩き回ったけれど、一切 靴ずれもせず痛くもならず、もう最高。3日間、元気に歩き回れたのはこいつのおかげさ。

以下、完全なる自分用の備忘録であり、記憶違いも多分に含まれると思います。鵜呑みにせぬようご注意ください。

話半分で聞いてね。

海岸通ギャラリーCASO

行きやすい。わかりやすい。大阪港駅から少し歩く。
目立つところに5人の写真が飾られており、迷いようがなかった。お手洗い完備。ウォーターサーバーあり。紙チケットの記名もできる。非常に居心地の良い空間であり、全体通してスタッフさんが親切丁寧です。上手側の階段を進むと海が近く、風が気持ちいい。


待機列

検温、手指消毒の上、紫のドアから建物内へ。
正面にメイキング映像が流れている。FC動画の内容?

(衣装と共に展示されてある例の写真を見せて)
岡田「かわいい健ちゃん」
(どうしてそんなナチュラルに撮れるんですか)
岡田「俺だからじゃない?」
岡田「俺にしか見せない顔」

(白い手すりのところでの森田さん撮影)
岡田「なんで頂戴よ」
森田「なぁんだよ(笑う)」
岡田「優しいの頂戴よ」

剛健を自然体で撮ることにかけては、岡田准一の有り余る自信が半端なくみなぎっていて、とてもよかった。頑なに森田さんの優しい姿を撮ろうとするのは、そういうところが好きで、そういうところが残したかったのだろうな岡田さんは、と思えて、たまらない。

待機列左手側に作品『Diary』

すべての事象に意味を読み取ろうとするのが悪い癖で、後学のため、『Diary』内の文字部分を読み取るべく凝視していたら、前のお姉さんが場所を代わって良く見えるよう配慮してくださり大感激でした。ありがとうございます。あのとき助けていただいたオタクです。

おかげさまで、細部にまで目を凝らすことができました。写真等は手元に残せていないため、間違っている可能性もありますが、採用された言葉たち、文字の部分は上から順番に、こんな感じだったと思われます。

“2人、目をつむっている。”
“俺たちは上手くやれたよね。”
“僕の大切な人たちへ、感謝と敬意を込めて。”
“写”
“彼らと過ごした、僕と彼らのかけがえない日々。”
岡田准一
“俺たち”
“まだ、そこにある気がしている。”
“終わる事のないV6として生きた証を、”

きっと、近日中には全世界へ見せてくださるものだろうと思うので、記憶しておく必要もないかもしれないけれど。岡田さんが V6 にまつわる言葉として、最後の最後に残したかったものは、これだったのかなと思って。特に、いちばんよく見える位置にあった言葉が、

“俺たちは上手くやれたよね。”

だったように見えて、うっわあ、やっぱり“V6オカダ”らしいなあ。って、なんだかもう最高にうれしかった。東京会場でも、同じ言葉に感激してしまったという話は、以前にも書いたとおりです。


livvvvvve.hateblo.jp


それから、

“まだ、そこにある気がしている。”
“終わる事のないV6として生きた証を、”

ってのも、そう言ってくれて、それを最後に作品の一部として残してくれたことが、うれしかったなあ。本当は、あんまり深い意味なんてないのかもしれないけれど。バランス的に偶然、選ばれただけかもしれないけれど。ついついそこに、素敵な意味を見出してしまう。

入場時間になると、お姉さんが「2021年11月1日のライブをもって、グループとしての活動にピリオドを打ったV6 〜」などと しめやかにアナウンスするのだが、どうにも、まるでお通夜にでも参列しているかのような錯覚があり、背すじがゾワゾワして慣れなかった。切ない気持ちが強すぎるよ……。

(通称)精神と時の部屋

受付を済ませて入場特典の栞をもらい、スマホを鞄にしまう。入ってすぐ少しの段差を越えて、白壁に「Guys 俺たち」と、岡田氏の言葉。ゲートをくぐると『Full Circle』を思い起こさせる六角形の白い部屋。

入ってすぐ、まっすぐ視線がぶつかるところが左手森田、右手三宅というのが、ほんとに何気ない日常を切り取った剛健というのが、すごく、グッときてしまう。これが、V6オカダにとっては日常風景で、カミセンとしてずうっといっしょに歩んできた いつもの風景なんだよな。

中央の白い六角柱、時計と反対周りに、

メシ食ってる森田さん
両手で顔を覆う健ちゃん
ノド痛めたイノッチ
メイク中の坂本さん
表紙の5人
ハンディファン持つ長野くん

特に、ちょっと恥ずかしそうに両手で顔を覆う健ちゃんってのは、オカダ視点で、かなりよく見る光景であったような気がしている。V6オカダを追体験しているような感覚になりました。入って左手側すぐにあった、こちら(オカダ)にカメラ向ける健ちゃんも、また然り。

(ここだけの話。最終組で入場した回では、時間が時間だったため、精神と時の部屋に ひとりきりになることができました。こんな贅沢はなかなかねぇぜ、もしかしたら“精神と時の部屋を反時計回りに6周したらV6復活するんじゃないか?”と思って、淡い期待を抱きながら ひとりで6周しました。)

(しかし、何も起こらない!)

メイン展示室

東京会場での壁一面展示がなくなったぶん、空間の余白ができて見易くなった。それぞれの三角柱展示。花柄衣装。砂浜で自然体なイノッチ。歴史と深みを感じる坂本さんのアップ。モノクロ佇む長野くん。スマホ持って優しい視線よこす森田さん。かわいいモノクロ健ちゃん。岡田さんのカメラに添えられたメッセージ。熱のように。鍵のように。

長野くんの裏の顔というか、みんながイメージする優しくて強いふんわり長野博とは異なる面を見つけたかったのだろうと思うのだけれど、結局、見つけられたのだろうか。個人的には、長野くんのことはメンバー全員、死ぬまでよくわからないままあってほしいような、それでこそのロマンのような気がしている。

ややもすると顔が怖くなってしまいがちなリーダー坂本さんも、岡田氏の手によって等身大の表情が切り取られていた気がする。舞台裏で、プロフェッショナルとしてそこにある、まるで職人のような姿を見られたのが最高にエモーショナル。オカダが26年間ずうっと見てきたのは、彼の、大人としての在り方に違いない。

展示室最奥の巨大な6人を、しばらく見上げていた。

あの、大きな写真でトニセンに挟まれて、真ん中に引っ付いてる剛健オカダが大好きだ。

彼らの、あの自然で幸せそうな表情が、私はいちばん好きだ。

もっともっと、ずっと、見ていたかった。

サブ展示室

メイン展示室入って右手側、岡田氏の言葉と踊るモノクロ6人を過ぎると、小さな出入口がある。時間によっては入口と出口をしきるパーテーションがあった。入るとここも、おそらく六角形。外周と内周がある黒い部屋。木製の板に上下2列で展示。板による木工工作的な香りが会場内に漂っている。

左手側、真っ先に目に入るのはピンク背景森田(上)と代々木外観。右手側、最後の写真は5人がステージ寝そべって笑ってるやつ(上)と暗いリハの風景。初回組で入ったときに、誰もいない状態で、ぐるりと一周してみた。言い知れぬ感情が押し寄せてきて、泣きたくなった。たまに照明のチラつきが気になる。イノ健の写真の辺り。

ラストMステ緑の花束のお花くわえてカッコつけ始める井ノ原快彦、浜辺や原っぱではしゃぎ倒す井ノ原快彦、最っ高に井ノ原快彦していて素晴らしかった。サービス精神の塊。だからこそ、こっち(岡田カメラ)意識してないときのイノッチも撮っておきたかったんだろうな。ピンボール前の写真なんかすごくよかった。

教室から外を見ている森田さんの遠景、想像をかき立てられて大変よい。健ちゃんの写真と、内周のリハ中イノッチがV6ジャージでダブルピースしている写真は、全く同じカットの明度違いか?

内周左手側、森田さんがオカダを撮ってる写真。少し進むと、緑の原っぱでおちゃらけたイノッチ上下2連投からの田宮章吉の概念(下)がズルい。進んで突き当たり角、キンキ岸くん小原くんとの記念写真。地獄の会(だっけ?)の記念写真。この区画がとにかく混む。この写真展でいちばん混む。個人的には、教室で おちゃらける6人やら、シュールに おちゃらける6ショットが大好きでした。V6 には、ふざけあって笑い合っていてほしいんだ。

寄せ書きブース

岡田さんのサインがある、例の壁の部屋。上から下まで付箋がみっしり。どれも熱い、V6ファンからのメッセージ。このブースから物販を出るまで名曲『鏡』が流れており、実写版「V-Land」感を上げまくっています。

ありがとう またね!/ V6 これからも大好き / 永遠に在り続けてくれる気がします。/ 私たちも上手くやれたよね。/『太陽のあたる場所』に 出会わせてくれてありがとう。

細かい文言は忘れてしまったけれど、大体このような内容を書き込んできた。空いてるときは、板にも書いてみた。最後の最後で『太陽のあたる場所』こじらせた亡霊みたいなことを書いたのだけは、鮮明に覚えている。

インスタレーション『groove』

オーロラカーテンの間、オーロラの間、と勝手に呼んでいた部屋。丸い照明6個、カーテンは片側に6枚ずつと、実は6に こだわっているみたい。前半に白い衣装、後半に緑グラデ衣装。スタッフさん曰く、岡三森長井坂の順だったような……違うかも。

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|  ◯|
|◯ ◯|
|◯ ◯|
|◯  |
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↑カーテン照明の配置は、こんな感じ。

写真撮影ブース

すべり台前の V6 といっしょにスタッフさんから写真を撮ってもらえる。東京会場ではこのサービスを知らず、出口で慌てふためいたことが懐かしい。すごい陽気なスタッフさんがいて、大阪会場ならでは(?)のV6ポーズをオススメしてくださっていた。右手で6、左手でV、胸の前で交差させて「V6」というやつです。真似してみましたが、バカなので手こずる。鈍くさくってすみません……。すごく素敵な思い出になりました。

写真に撮られることが大の苦手な人間だから、人物無しも撮ってもらえて、大変ありがたい。(念のため ぼかし加工済)

物販ブース

レジ上に、引き伸ばされた6人ラストショット差分。後悔のないようにと、しこたま買い求めてきました。その場で見たらハンカチ巻くのはやっぱり可愛かったので、追加購入。最終日までにGuys缶バとハンカチ黒は売り切れていた。個人的には、マグネットがお気に入りです。2人、目をつむっている。ちなみに、旅の前後に通販で しっかり追いGuysした。6人が6人であること、に価値がある。

グッズを買ってGuysトートバッグ(ONESトートバッグ)にしまって、景色を目に焼きつけてから、出口横のウォーターサーバーで水を飲んでひと息つき、一礼してから後にする。ここまでが一連の儀式のようなものでした。



体験記録、以上になります。

それからは海遊館でアホほどペンギンの写真撮ったり、宿泊先のホテルから生中継(スペース)したり、新大阪でタコ焼き食べたりして、楽しく遊んで帰りました。あまりに楽しかったから、スマホで提示した電子チケット画面が、未だに消せないままあります。



総括

これにて、V6 の公式行事は すべて終了なのだろうか。

いつもなら、ちょっと淋しい気もするひとり旅なのですが、今回ばかりは、ひとりのほうがよかったかもしれないな。新・俺たちの旅でカミセンの友情に胸を打たれてから20余年。思えば いつも人生の傍らにあった V6について、じっくりと考え、学び、余韻に浸ることができました。

V6ラストの公式行事を岡田さんが開催することになろうとは、あの頃の自分には、想像もできなかったな。やらなくたっていい仕事だっただろうに、悲しむであろうV6ファンへ向けた写真展を長い期間かけて行ってくれて、最後の6人の姿を記録に残してくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。

みんなを励まそうとする岡田さんが大好きです。
心からの感謝と敬意を。ありがとうございました。

しかして こうなってくると、

5人から見たオカダとか、
森田さんから見た坂本さんとか、
長野くんから見た健ちゃんとか、
いろんなものが気になってきてしまう。

これからも、私は6人の姿を追究していきたいと考えています。
曲を聴いて、映像を観て、思い返すことや、研究することや、空想することは、これからだって楽しめるから。


どんなに大人になったって、何が起きたって、「昨日のマッハブイロク見たぁ?」みたいなテンションで強く生きていきたい。誰がなんと言おうと、いつまで経っても、好きなものは、好きなのだ。さしあたって、旅の反動から『MY DAYS』と『Life goes on』を聴きまくり、マッハブイロク「ハメッチング准一」を観ては、元気をもらっているところ。ハメッチングは、弱りきった V6オタクの心を救う!


岡田准一写真展「Guys 俺たち」& ブイロクの木


しんみりした感じになってしまうかなあと思ったけれど、そこは さすがの V6、楽しく見届けられました。


あの日から、およそ5ヶ月。
岡田准一写真展に お邪魔してきました。



会場は お初の表参道、スパイラルホールです。

道中で、代々木第一体育館の近くを通りました。
あの特徴的な建物を横目に眺めながら、イヤフォンから流れていたのは『太陽のあたる場所』でした。

前日の夜までは「心 穏やかに眺められそうです」だなんて、余裕ぶっこいておきながら。スパイラルホールに入った途端、高まり続ける心拍数。待機列前方のモニターから岡田さんとV6メンバーの撮影裏メイキング映像が流れていて、緊張のあまり口から心臓出そうになった。ちっとも心穏やかじゃないじゃないww

入ってすぐの部屋が、あの『Full Circle』MVを思い出させる白い六角形。長野くんへウザ絡みするイノッチや、胸のV6ロゴをハートで強調するひろし、健ちゃんを撮るオカダを撮る健ちゃん、鏡越しの森田さん、ストレッチする坂本リーダー、ブイロクの木など(だった気がする。違ったらごめん)。なかでも特に お気に入りの厳選された写真だったのかしら。どうでしょう。解説に期待したいところです。

白い六角形部屋を抜けたところに、最後の写真を依頼するに至った岡田氏の言葉、スポットライト。さすがに少し涙腺を刺激されて、見上げた正面に、あの、V6 最後の写真の巨大タペストリー。

左手の壁一面に上から下まで数多の写真。個人的に たまらなくグッときたのは、代々木第一体育館の あの窓が並ぶ円形部分の写真(25周年LIVE円盤のあれ)。あそこで暑苦しいほど青春していたカミセン3人に心を奪われて、自分はいま、この場所に立って居るんだよな、と思って。6つのスポットライトもよかったし、何度見ても、屋上でじゃれ合う剛健はあまりにも良き、です。

ごはんを食べてる場面が多めにあったことが印象に残っています。楽屋での、ほんとに何気ないひとコマなのだけれど、お弁当を食べてる瞬間ってほんとにいいよね。生きてる、って感じがして。

V6 は もちろん、いっしょに跳ねてくれる付き合いのよい KinKi Kids や 岸くん、まさかの小原くんまでいた。えっ、小原くんじゃなかった? まぼろし

右手は大きめの写真展示、輪になっておどるV5の連作、僕らは まだの撮影風景など。詳細がもう思い出せないや。

中央に6つの黒い三角形。入ってすぐイノッチ。井ノ原さん衣装のアシンメトリー、片側の丈が長いの、めちゃくちゃ好きだなあ。衣装、衣装を着た写真、個人写真。これも厳選したお気に入りなのでしょうか。岡田さんの個人写真に あたる面に、私物のカメラと写真集の言葉が記されている。

ここが私にとってのハイライトで、見たとき、しばらく動けなかった。

あの岡田准一から、V6を綺麗にしまっておくつもりはないぞ共に生きていくんだぞ(意訳)というような言葉が出てくるとは思っていなくって、カメラの前で しばらく思考停止したまま佇んでしまった。そのような発信がなされるとは想定していなかったし、紆余曲折ありつつも V6 のことがすっごく好きだ、というところへ戻ってきてくれたみたいで、嬉しくなっちゃった。

我ながらちょろいオタクだ。ちょろオタ上等。
どうせならハッピーに。どうせなら笑顔のままで。



5人が輪になっておどってるときオカダを仲間に入れようとするかのような笑顔満面の健ちゃんや、

まるでお兄ちゃんみたいに穏やかな視線を向けてレンズ越しの岡田を見てる森田さん、

ちょけるイノッチの躍動感と、信じられないくらいかっこいい一瞬の表情(あれ絶対に撮った瞬間、岡田さんは心でガッツポーズしたと思う、)

長野くんはほんとにまなざしが優しくてほのかにどこかおもしろくって(鼻が膨らんでないかどうかはやっぱりどうしても気になってしまって、)

坂本さんはキメ顔が怖くならないように気を遣われていながらも、スタイリッシュで、ストレッチで身体をケアする姿はプロのアスリートのそれっぽくて最高にカッコよかった(これが岡田准一の憧れるオトナか、と思った。)



謎の躍動感がある井ノ原快彦シリーズ大好きだ……やっぱりいちばんちょけまくってる男なんだけれど、それってさ、撮ってる岡田さんにも笑っていてほしいからじゃない。カメラ越しのオカダを見てる森田さんや長野くん、オカダを撮ろう迎え入れようとする健ちゃん、舞台裏での何気ないしぐさがプロの仕事を思わせる坂本リーダー、そうした彼らの関係性が透けて見えるところが、ものすごく、いい。


そう、これは、“V6の岡田准一追体験できる写真展”なのだよな。

これらの写真たちは、ありのままを生きてる彼らは、間違いなく、岡田准一にしか撮れなかったんだ。


これまで20云年間、V6 を遠くのほうから眺めてきました。改めて思い返してみると、もちろん大部分は楽しい素敵な思い出だけれど、良いときばかりではありませんでした。ときには疑念を持ち、憤ったり、距離を置いたりしてみたこともありました。自分は“V6 のこと”において、岡田さんのことをあんまり信じられていなかったというか、そういった時代を通り過ぎてきていて。

でもさ、最後に、こうして彼らを表現して発表してくれたことが、V6 を飛び出したはずの“岡田准一”が出版する最初の写真集の被写体を、彼らにしてくれたことが、ほんとに、ほんとうに、嬉しかったんです。だってこんなのさ、別に義務でもなんでもないわけで、オカダが自分の趣味のアルバムとして、誰に見せるでもなくしまっておくこともできたわけだからさ。


そうだな、
ちょっと言葉 足らずかもしれないけれど、

岡田さんにとっての“V6”は、綺麗に飾りつけて 箱にしまっておくものではなくて、綺麗事じゃなくて、もっともっと生々しくて、自然と そこにあって愛おしくて、これからもいっしょに 生きていくものなのかもしれないな。

絶対に、忘れられない人たちなのだろうな。

10周年のときに岡田さんが話していた、死ぬときに思い出す5人の話、ロマンチックで最っ高に好きなんだよね。


会場の既視感は完全に、実写版 V-Land フォトギャラリーでした。あのときの魂の向こうには、こんな風に、生身のみんなが居たんだなあ。集ったファンたちの優しい熱気というか、活気というか、執念というか(笑)、そういうもの込みでの写真展だと思ったし、岡田さんが直接あの場で味わえないのはもったいないことだなとちょっと思った。なんならそのまま真空パックにして6人のお家にお届けしたいくらいです。なに言ってんだ(笑)。

岡田准一写真展を見て感じた、たくさんの想いが、こんなもんじゃまだまだ全然上手く表現できていない気がするのだけれど。でも、なんというか、やっぱり“V6 っていいよね、V6 大好きだな”と、私は改めて思いました。なんでもなく6人でいるときの、なんでもない6人の V6 が、大好きなんだぜ。にっこり笑って、胸を張って会場を後にできたことが、とても誇らしい気持ちです。心地良くって幸せで、ほんとに素敵な空気感だったな……。







と言いながら、せっかく都会まで出てきたので、思い出づくりにブイロクの木を訪ねました。いいねえ、団地の向こうに あるんだねえ。休日だから、展望の丘まで続く広場には、野球やサッカーの子どもたちがたくさんいて、賑やかな声がそれはそれは楽しそうで、ほんとに こうやって次の世代へ続いてくんだなあって、じんわり沁み入りました。



ものすごく気さくで V6 事情に詳しい警備員さんが、写真を撮ってくれました。こんな超絶コミュ障にも話しかけてくれてすごかった。たぶん、ほとんどすべての来訪者に声をかけてくれてるんじゃなかろうか。V6ファンの方は全国各地から続々と来ていて、あと5県、鳥取島根徳島佐賀長崎の方と話したらコンプリートと仰られていました。

普段は一切装飾品を身に着けない人間だけど、これを逃したら一生使わないかもしれないと思って“Timeless”を装着して行ったら、すぐに気づいてくださった。すごい。20代のコが警備員さんへ大事そうに見せてくれた“Timeless”の話、すごくグッときちゃったな。写真展の期間は、1日に400人くらいが訪れるそうな。すっかり観光名所ですね。

“ブイロクの木”越しに見える住宅地の風景も、日常生活に溶け込む V6 って感じでよかった。となりの桜が、はらはらと花弁を散らしていて、うわあ風流だなと思って眺めてきましたが、家に帰ってみたらGuysトートバッグの中から桜の花びらがひらりと舞い落ちて、とってもいい感じでした。春だね。春だ。良き出会いのあった、良き旅でした。



これからの私は、V6 のファンとしては しぼんでいくばかりなのかもしれないけれど、ならば しぶとくしぼんでやってやろうじゃないかと、あいつ まだ膨らんでんのかよ、ぷっくらしやがって全然しぼまねーじゃんよと言われてみようじゃないかと(笑)、生きてる限り V6 を楽しみ尽くしてやろうじゃないかと、そんな風に思うのです。

岡田さんの作品を見て、しまっちゃわなくてもいいんだな、って思いました。グッズも写真も円盤も、買って満足して 後生大事に しまってしまうタイプのオタクですが、時折、引っ張り出しては見返そうと思います。あんなに素敵な関係性を見せてくれるもの、しまっておくだけじゃ、もったいないからね。どんどん見返して、どんどん発信して、唯一無二の6人が居たことを、世に知らしめていきたいものだな。



いやしかし岡田さんよ、どうせ真面目独白ドキュメンタリー論調で語り終えるんでしょ、泣かすんでしょ、って高を括っていたものだから、最後の言葉で笑わせてくれるとは思ってなくって、めちゃくちゃ嬉しかった。心から、ありがとう。というか 例の二人、最高に、ありがとう。岡田さんを笑わせてくれて、ありがとう。

それはいったい誰なのかが無性に気になって写真集最後の一枚を めくって見たくなるし、答え合わせをして「あなたたちってひとは……ほんっと好き!!!w」ってなること請け合いなので、これからご覧になる方はネタバレを避けつつ、是非とも ご自身の目で、V6岡田が撮った最後の一枚を堪能なさってください。


最後にオカダが、あの写真を現像して、
“こんなグループだったよな。”
って、ちょっとだけ、笑うんでしょ。

そんなの大好きだ……。
もう完全に理想通りだ……。

V6の関係性って、尊くって、すごすぎる。


素敵な写真展の開催、本当にありがとうございました。
これからも変わることなく、ずっと応援させてくださいね。


V6、それぞれの旅立ちに寄せまして

V6、26周年おめでとうございます!!!



私たちV6ファンは、彼らの姿に、
長い長い夢を見せ続けてもらいました。


思えば、グループの解散、には、
“悪いイメージ”しかありませんでした。

性格の不一致だとか、不祥事だとか、音楽性の違いだとか、怪我だとか病気だとか、周りの大人の事情だとか。いろんな理由で解散を選択するグループがあるなかで、こんなにも円満に、職務を全うして、メンバーを減らすこともなく、笑いながら楽しそうに、幸せそうに駆け抜けきったアイドルグループを、私は、V6以外に知りません。

この6人じゃなかったらV6じゃないもんね、
そう断言してしまえるV6が、私は大好きです。

彼らは、私たちV6ファンへ、たくさんの置き土産を残してくれました。

企業各位とコラボし、
看板番組で笑わせて、
家族写真を贈り届けて、
V6植樹ブイロクの木を植え、
最後となる公演を生配信し、
仮想空間に先端技術を注ぎ、
新たな映像作品を残してまで、

時間も予算も手間も惜しまずに、

“V6”という概念を、残してくれました。

それはきっと、彼らだけでなく、V6ファンだけでなく、V6に携わる多くの方々が、彼らを愛し、最高の花道を用意してあげようとしてくれたからにほかなりません。なによ、愛されるグループになっちゃったじゃないの、V6。むちゃくちゃ見る目あったじゃないの、当時小学生だった自分笑。

カミセン、おとな特有のぎすぎすした感じにならずに、10代から関係性変わらずな感じで、突っ走りきったのすげぇなと思います。岡田、健ちゃん好きすぎない?を続けてくれてありがとうっていうか死ぬまで続けてもらいたいし、自分が思ってる以上に剛くんからすごく好かれてるんだと思うよ。森田さんが、健はバカでいいんじゃないって自然体で言ってたの変わらなくて最高。健ちゃん、森田剛が隣に居続けてくれてよかったね。



予想するなら、岡田准一もいつかは森田剛の背中を追うように退所するのだろうな。ただ、健ちゃんはアイドルという職業を追究するという意味で、ジャニーズから離れずそのままあり続けてくれるんじゃないかしら。プロデュース業、始めそうですよね。仮に、三宅健がアイドルグループ作ったらどんなものになるんだろう。

トニセンがネクジェネを続けてくれるというから、なんとか平静を保つことができています。トニセンはいつも、あの感じのまま、どこまでもゆるくおしゃべりしていてほしい。食と健康と昔話で、盛り上がっていてほしい。たまにはカミセンの話も混ぜてほしい。それから、トニセン劇団の新作を待っています(要望が多い。)


彼らにとっての解散、とは決して、
後ろ暗い“悪いイメージ”のものではなかった。

それこそ、
「太陽のあたる場所」が聴こえてくるような、

これからの人生を前向きに歩んでいくための、
舞台転換のようなものだった。



10周年の頃、V6は「他人」であると岡田准一は話しました。最初は家族だと思っていたけれど、家族ではなかった、そう話していました。彼が2021年に撮影したのは、V6が6人バラバラの衣装を着た記念写真。それは、岡田さん曰く「家族写真」……いまの6人を表現するのに最もしっくりくる表現が、きっと「家族」なのでしょう。


血のつながりが関係ない「家族」のことを、
「STEP FAMILY」と、呼ぶのだそうです。


大好きな「家族」の姿を、作品として永遠に残そうと毎日V6の写真を撮り続けて「僕らが選んだ事なので、たぶん間違ってはないと思う」って、真っ直ぐに言った岡田が、私は、心から、大好きです。
(このタイミングで「太陽のあたる場所」流してください笑。)

誰より優しくファンのことを考えて写真や文章を投稿してくれた健ちゃんが、
直感を信じて己の道をぶれず迷わず突き進んでいくカッコよすぎる森田さんが、
悲しくなってしまいそうなときにはふざけ倒して笑顔をつくり続けたイノッチが、
とにかくみんなの信頼と変わらぬ安心感を引き受ける母性にあふれた長野くんが、
若い頃は無理してでもV6を引っ張っておとなになってからは少し引いたところからみんなを見守ってくれた、そんな我らがリーダー坂本さんが、

みんなみんな、心から、大好きです。

なんて、愛にあふれたグループなんだろう。
そうか、ずっとわからなかったけれど、きっとここから“愛なんだ”って、こういうことだったのかもしれないな。

6人はこれからも変わることなく仲良しで、会えば笑って、いつも通りのゆるいやり取りができる。ブイロクの木を植えて、どこまでもカッコよく駆け抜けてくれてありがとう。ラスト、歌い終わっておもむろにバレーボール置いたらおもしろいなと思ってたけど、さすがに置かねーか笑。

私は何か大きな勘違いをして、寂しがっていただけだったのかもしれません。だって男たちが26年いっしょにいて作った関係性なんて、なにがどうなっても壊れようがないもの。変化しようがないもの。これは人生の新たなステージに踏み出すための、ちょっとした節目でしかないのかもしれません。

それこそ、これまで育ててくれた母校を卒業して、故郷から離れるみたいなものなのかもしれません。

10年後でも、20年後でもいいからさ、同窓会でも開いたらいいよ。健ちゃんと森田さんできゃっきゃして、大喜びなイノッチもうべろんべろんになっちゃって、岡田が写真撮りつつ抱えて運んであげて、長野くんが全部覚えててあげて、坂本さんが生ビール片手にそういうの全部、微笑ましく眺めていたらいいよ。


だってまた笑って会えるよ!!!
死ぬわけじゃないんだからさ!!!








そう、笑って目を覚ますはずだったけれど。

仕方ないよな、って、笑って目を覚ますはずだったけれど、

V6の森田剛が「これで、さよならじゃないんで」って言うから。

V6の坂本昌行が「またこの景色を見たい」って言うから。

まだ、あきらめなくていいんだなって、思いました。V6を、あきらめてしまわなくていいんだなって、思いました。

V6の6人は、学校の屋上で、笑ってふざけ合いながら、待っててくれているんだもんね。(「WANDERER」)

私はこれからも、全く変わらぬスタンスで、彼らにまつわる文章を、ゆるゆると書き残していくつもりです。明日も「over」聴いちゃうもんな、明後日は「太陽のあたる場所」聴いちゃうもんな!!!

V6「Very6 BEST」通常盤 DISC3を語る

V6のCDだったらベスト盤含む過去作品すべてを買ってきた古のV6オタクとしては、2021年のV6が過去の名作に新たな声を吹き込んだリアレンジが気になりまくっておりまして、とりあえず『Very6 BEST』通常盤DISC3を楽曲レビュー……というか、そんなたいしたもんじゃなくて、思い出話込みで熱く語らせてほしいだけの鬱陶しい感想文。

(「Lyrics Tree」という謎技術の公開に、またこのひとたち、とんでもないことに予算使ってるよ……と、思わず笑ってしまいました。)

こんなんばっかり考えながら繰り返し聴いているため、まだ限定盤の特典には一切、手がつけられておりません。いったい、いつになったらV6大辞典に辿り着けるんだわたし!

1「MIRACLE STARTER~未来でスノウ・フレークス~」V626 ver.

いまだに“なんなんだよ~未来でスノウ・フレークス~って???”と思ってる。めちゃくちゃ印象に残るサブタイトルで、まさかの意外な選曲でした。SUPER HEROESでもリアレンジしてたもんね。アレンジそのものは、最も無難にまとまった感じ。2021年の“若い僕らは未来で奇跡”を実現させた、その事実に乾杯。

2「Can do ! Can go!」V626 ver.

言わずと知れたジャニーズJr.による社歌みたいな定番曲。おそらくある年齢以上のファン層にとっては青春の思い出でしかない曲。翻って、未来ある若者にしか許されない曲かと思われていましたが、どことなくアダルティになっていて面白かったです。これについてはやっぱり原曲のクオリティが高すぎるんだよな。

3「IN THE WIND」V626 ver.

どうして現在のV6が、いま、この、わりと地味目なシングル曲を持ってこようとしたのか、どうしてもっとキャッチーなシングル曲ではなくこの曲を選んでくれたのか、2時間くらい問い詰めてその理由を明らかにしたい。それくらい気になる超絶名曲。原曲というか、当時は“少し切ない、痛みや冷たさ(向かい風や失敗)に耐えながら進む”クールな楽曲(20周年アレンジでのおしゃれすぎる使われ方もよかった、)という印象だったものが、ほのかに温かみのある、笑顔で賑やかに歌えるようなアレンジになっていて面食らった。えーっ、こんな曲だったっけ、すっげぇな、21年の歳月って!!!!!!

4「太陽のあたる場所」V626 ver.

熾烈(であっただろう)なリアレンジ選曲ダービー、シングル曲部門において、数ある名曲から選ばれた光栄すぎる太陽のあたる場所。再録にあたって、カミセンは絶対に新俺旅の当時を思い出してくれたと思うし、V6(もとい、カミセン)の新たな旅立ちへ、これ以上似合う曲ないんじゃないかな。

ちょっと話がずれるんだけど、私、20周年ライブ音源版の太陽における森田剛の“笑い絶えず”が好きで好きで、あの“笑い絶えず”を聴くためだけにライブ音源版CD借りてきたと言っても過言ではないくらい。めっちゃくちゃに楽しそうに笑ってる“笑い絶えず”なんですよ。機会があれば是非とも注目してみてください。バッキバキに世の中や理不尽と戦っていた(ように見えた)当時の尖りきった森田剛が、あの“笑い絶えず”を歌うようになるんだと思うと、なんかもう、たまらない気持ちになる。それにしても“笑い絶えず、振り返らずに”って詞は、あまりにも森田剛を端的に表していて背筋がぞくぞくします。

さて、今回のリアレンジは、坂本昌行ラップに優しさが滲み出したのと、イノッチラップに個性が出たのと、おとなになったカミセンラップが激渋になっていたのとで、あれから22年の歳月を感じます。原曲の必死な感じで険しく歌うのも大好きだけど、これはこれで幸せそうで良し!でありました。原曲が真夏なら、こちらは晩秋から冬の太陽って感じかな。この曲を歌うときはいつだって、V6には笑っていてほしいなあ。

5「上弦の月」V626 ver.

リアレンジ選曲ダービーB面部門において、選出可能性はけっこう高めだった気がする曲。イキッた美麗オカダがソロで歌う楽曲のイメージだったんですが、こんなに楽しそうな仕上がりになるとは思っていませんでした。なんかみんなめっちゃ笑顔で歌っていそう。原曲も優しいんですが、こちらは本人たちも心から楽しんでいる雰囲気があって良き! ですね。これからもずっと私にとっては、アンジーくんのテーマ曲かつ、真冬の夜のバス停で置き去りにされたときに聴いていた曲であり続けると思います(?)

6「僕らは まだ」sakamoto solo ver.

坂本昌行ソロ。単純に上手すぎて笑ってしまう。クセのない美しい歌声を出させたら天下一品なんだよな。坂本昌行にソロで歌ってほしい曲なら数限りなくあるけれど、今回は唯一シングル曲、しかもラストシングルを選択、というところに、V6のリーダーという威厳と誇りのようなものを感じてグッときます。国家独唱楽しみにしています、頑張ってくださいね!

7「blue」nagano solo ver.

長野博ソロ。もう長野くんがこの曲と知らされた第一報からずっと脳内で、いつかのTシャツ色合わせしてる井ノ原快彦が「長野くんは思っているほどブルーじゃないぜ!」って言い続けていました。しかし今なら断言できる。長野くん、青に戻ってきたじゃない長野くん! 限りなく爽やかで、長野博の声質と似合いまくってる。全体的に優しいんだけど、要所要所で見せる力強さがヒーローなんだよね。そう、長野くんはヒーローなんですよ。私にとっては永遠に!

8「トビラ」inohara solo ver.

井ノ原快彦ソロ。事前期待値が最も高かった組み合わせ。絶対イノッチの歌い方に似合ってる曲ですよね。すっげえイノッチらしかった。“あふれる情熱”って詞がこんなにも似合う熱い男。我らがイノッチに求めてるもの全部、ここにありました。ギターかき鳴らしながら路上で歌っててほしい。どこまでも、やんちゃで気のいい音楽青年って感じであり続けてほしい。

9「家族」morita solo ver.

森田剛ソロ。6人バージョンの時点でV6楽曲メッセージ性部門重量級にぶっちぎり優勝しているのに、森田剛が裏声込みでこの選曲。ダメだろ、こんなのもう反則だろう。もうね、心臓が痛い。心臓がシジミみたいになる。森田さん優しくなったよねえ、が如実に表れている。喋らなくても伝わる、喧嘩しても次の日に元通り、いつまでもずっといるくだりに健と岡田を思い出してしまってダメでした。V6のときとは違って、喋らなくても伝わるから、面白かったと森田剛は語ったカミセン。お互い、守る。

10「分からないだらけ」miyake solo ver.

三宅健ソロ。ライブの印象が強く、妖艶な照明で6人の男たちがこんがらがっちゃうようなはじまりと帰結もさるものながら、あまりにも濃厚な剛健曲として仕上がっていて息の根が止まりそうになりました。おふたりの声質、キャラメルボイスに似合いすぎている。三宅健のアイドルとしてのセルフプロデュース力の高さというか、きっとプロフェッショナルアイドルって、こういうことなのだろうな。これをソロに持ってくるの「分かりすぎるだらけ」(こっち見んなうまいこと言ってやったみたいな顔すんな)

11「Let Me」okada solo ver.

岡田准一ソロ。はいはいどうせカッコいいだけなんでしょ岡田ソロとたかをくくっていたら、もうね、超よかった。優勝した(語彙力の欠如)

想像以上にドラマチックで素晴らしくって、V6が大好きでたまらない“オカダ”が好きなひとにとっての宝物みたいなアレンジだな、って思った。古い雑誌を整理してみると、10代オカダってだいたいどこでも“V6大好き、メンバーみんな大好き”って話してたんですよね。あの感じを思い出しちゃってもうダメだ。10代森田は“仲良しクラブはゴメンだぜ”だったのも合わせて、ほんと感慨深い。自分、ファン選抜でまさかの「やってやろうぜ!! Baby」を推した相当稀有な女なんですが、あれとも通じる歌い方してるよなって思うし、っていうか、えっ、導入部分の声の出し方なんか絶対アップルほっぺが真っ赤っかオカダ14歳を意識しているよね?

音域高めなせいか、なんとなく10代の頃の彼で映像が脳内再生されるんですよ。ちょっと変な話するけれど、10代のV6オカダに、不惑のV6岡田准一がアフレコしてるように聴こえるんだよなあ。ベストアルバムの締めくくりがこの曲なことが、あまりにドラマチックでうれしすぎて、ドキドキする。岡田がオカダを振り返る歌。これまで聴いたどのソロ曲よりも大好きかもしれない。すげぇグッとくる。この曲がこうやって残ってくれるなら、これからも、どうにか笑って生きていけそうです。



“答えなどない旅でも”

からの、

“それぞれの旅立ちへ”

やっぱりV6は、旅が似合うんですよ。

これからも楽しい旅を続けてほしい。
そして、どうか、笑っていてほしい。


livvvvvve.hateblo.jp


ソロ曲の6人版はアルバム『STEP』に収録されています(シングル曲除く)。

ほんとうはこちらの感想も書きたかったんですが、聴くたび気持ちがしんどくて、そんなにリピートできないままライブ参戦当日になってしまって、しかし今はかなり楽な気持ちでリラックスして聴けるようになってきました。ライブがものすごくよかったのもありますし、各ソロ版が期待値以上に素敵だったことにも助けられたと思います。6人版と比べたくなっちゃう。

総じて、6人から届いた贈り物のようなベストアルバムでした。これまでのベスト盤をお持ちの方でも楽しめる内容だと思います。そんなわけで、現在『Very6 BEST』通常盤エンドレスリピートから脱け出せぬ状況のため、特典の感想はしばらく先になりそうです。あっ、そういえば『STEP』特典もこれまだ旅以外は見ていなかったな。まだ見ていないV6があることがうれしい反面、すべて見終えたら何かの“おしまい”が来てしまう気がして、踏ん切りがつかない、そういった近状です。

そして本日、Twitterで10周年を迎えました。
(夜にスペース立ち上げてみるつもりです。)

デビューからMUSIC MINDまでと同等の期間と考えると、ほんと、長いよねぇ。自分のなかではわりと、あっという間だったけれど。いつも仲良くしてくださっているみなさん、ありがとうございます。もしもお邪魔でなかったら、どうかこれからも末永く、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!

“学校へ行こう!”を見て、学校へ行った話


「学校」が嫌いでした。


なんで行かなきゃいけないんだろうって思ってました。ひとりでいる時間が大好きな私は、クラスメイトとうまくなじむことができません。だからといっていじめられもしなかったけれど、声をかけてくるようなひともおらず、学生時代の私は、人畜無害な透明人間のようなものでした。

できれば登校したくなかったし、さぼったし、
それでも叱られたくないから宿題だけはきちんと出す、小心者の学生でした。


そんな私は、現在、

「学校」で働いています。


なぜなら、それは、

学校へ行こう!”で学生を応援するV6の姿に、胸を打たれたからに違いないのです。


未成年の主張”に一度でいいから出てみたかった学生だった私は、いつしか、V6に応援される学生をうらやましがるのではなく、V6そのものをうらやましがるようになりました。番組に登場する学生を見守り、応援し、叱咤激励し、一緒に爆笑しながら輝かせていく、そんなV6をうらやましがるようになりました。

V6と青春をする学生たちは、みんな笑顔が素敵で、とても楽しそうに、眩しく見えたから。

自分も学生さんの青春を見守り、
陰から支えて輝かせるような仕事ができたら。

今日、体育祭だったんですよね。

みんな元気いっぱいにはしゃぎまくっていて、教室では全然そんなキャラじゃないやつが、誰より張りきってボールを追いかけたり、なぜか始まる前から命懸けなやつが、負けて悔しがって泣いたり、たいした結果にならなかったけれど、それでも楽しかったねと女子たちが笑い合ったりしていて。(一緒に競技に出ましょうよ、なんて言われる。無茶言うなw)

そういうものを眺めながら、私は、たぶん、これまでの人生のなかで、一番強く思いました。


「今日、学校へ行ってよかったな」って。


悪いもんじゃないですよ、学校って。あの番組を見ていなければ、こんな風に思う自分は存在しなかったと思います。番組開始当初に小学生として嫌々ながら学校へ行っていた私は、“学校へ行こう!”を見続けながら中学高校大学生活を過ごし、こうして番組が終わる日に、楽しく学校へ行くことができました。

現場で働くものとして、今回の学校ロケはさぞかし大変だったことであろうと推察できます。感染症対策には、受け入れる側も、向かう側も、細心の注意を払わなければならない。そんななかでV6に最高の花道を歩かせようと頑張ってくださった学校関係者の方々、スタッフの方々には、頭が下がる思いです。

それにしても、ライブや歌番組で圧巻のパフォーマンスを見せつけておきながら、“教室の片隅でヤバいこととか話してる”アホな男子グループ感、やんちゃだけど面倒見のよい地元の学校の先輩感、みたいなものを、最後まで失くさなかったV6メンバーって、やっぱ、すごいのよね。


学校へ行こう!”に携わるすべてのみなさんに、心より感謝を申し上げます。

人生を楽しいほうへ変えてくださって、本当に、ありがとうございました。


ピノ食べながら、
Very6 BESTを聴きながら、

今夜の“学校へ行こう!”も、楽しみます!!!



V6 LIVE TOUR 2021 groove ~さいたまスーパーアリーナ23日~ 雑感

V-Landという公式の仮想現実で昇華された気持ちに、ようやく整理がつきそうだったところを、SONGSの「羽根 〜BEGINNING〜」映像によって、あきらめられなくなって、迷ってしまって。ヤダヤダV6このままでいて、と大人げなく言いたくなってしまって。そんな戸惑いの感情に、ひとつの答えを見つけた、そんなひとり旅だったと思います。

じきどうさん、今回も珍道中でした。

イヤホンを部屋に忘れたところから始まり、駅の売店で泣く泣く買ったお高いイヤホンがめちゃくちゃ音がよくって、しょぼしょぼイヤホンじゃ聴こえなかった音すら聴こえるかのようで、こりゃ災い転じて福となすだな!とニコニコしていたら乗っていた電車が急停車したところが朝のハイライト。

V6 POP UP STORE

どうなることやらと思ったけど、間に合ってよかったぜ。非常に落ち着いた雰囲気で、高級感あってよかったです。雑多でごちゃっとしたジャニショのイメージが強かったから。ましかくフォト買いました。カミセンBの1枚目ほんと大好きなんだよなあ。ましかくじゃないサイズの既に家にあるじゃないとか全然関係なしに、気づいたら買っていたもの笑。

性格がずぼらなのでアルバムつくるつもりなんてなかったのに、アルバムまで買っちゃって。ツアーグッズまで買い足しちゃって。でもね、この、貢いだ端金がV-Landの植木の1本にでもなるのであれば、実質タダ(じきどう調べ)じゃないか。“V6”にはたくさんのものをもらったからね。何度だって買うさ。

記念写真スペース、健ちゃんファンの親子連れのお母さん、写真撮影快く応じてくださってありがとうございました。こういう、名も知らないV6ファンとの刹那的な出会いもいいんだよなあ。VIBESコンで名古屋城行ったときの健ちゃんファンのお姉さんを思い出しました。


代々木第一体育館

開演まで特に予定がなくて、本当に気持ち良く「晴れ過ぎた空」が綺麗だったので、それじゃあ、聖地の写真撮ろうと思いつき、V6を聴きながらえっちらおっちら、代々木第一体育館までのんびり散歩しました。聖地巡礼。歩いてみてもそんなに離れてないんだね。気持ちよかったっす。

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原宿駅の駅舎は近代的になっちゃいましたが、代々木第一体育館までの道のりや、あの特徴的な屋根は変わらなくて、いつものライブへのわくわく感を胸に一歩一歩、踏みしめていきました。原宿駅猿田彦で、体育館を見ながらちびりちびりとコーヒー飲むの、すっごく贅沢な時間だった。

その後さいたま新都心駅前に移動し、ベンチに座って行き交う人たちを眺めていました。全然知らないV6ファンのひとたちが、うきうきで待ち合わせたり、ひさしぶりの再会に喜んだり、うちわを見せあったりする様子を、黙って眺めていました。なんかいいもんだよなこういうの、目に焼きつけておこうと、そう思って。

V6 LIVE TOUR 2021 groove

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最初で、最後の、生「groove」※ネタバレ含む。曲順やMCは順不同。


生まれて初めて足を踏み入れる、さいたまスーパーアリーナこけら落としでV6が羽根生やして飛んでいた、そんなイメージ。これまた生まれて初めてのデジタルチケットが心配だったんですが、超すんなり入場できて逆に拍子抜け。えーっとお席は、アリーナA3ブロック。なるほど?

じきどう「これってどこっすか」
スタッフ「そこ(花道の手前)を曲がってまっすぐです」

まっすぐね、まっすぐ……ま……
ま!!!!!!??????(二度見)

嘘だろV6のライブ人生で、一番の、
フロントステージ最至近距離では???

自名義よ、自名義ほんとさぁ。肝心なところでしか仕事しないんだよなぁ。真面目に生きてきてよかった。この広いたまアリであまりにも近すぎて笑うしかない。

脳が混乱しつつも手早くライブTシャツに衣装チェンジ。ペンライト、うちわ、スパークレンスを装備。フェイスガードは山本光学を持参しました。ひとり参戦だったため、前後左右四方向が空席で、気を遣う範囲が遠くて、超見やすかった。いつもあのくらいゆとりあったらいいのにって思うけど、そしたら倍率跳ね上がっちゃうもんな。難しい問題だ。

1曲目は、だろうねって感じでしんみりして、わりと早くに自分のなかでのクライマックス「太陽のあたる場所~over」が来てくれて、近くにいた岡田さんをずっと見てました。感慨深い。「TAKE ME HIGHER」歌う長野博の眼前でスパークレンスを振る、幼い頃からの夢を叶えることができました。

全体的な構成としては「READY?コン」を思い出したかも。アルバム曲引っ提げつつ、懐かしいところは手堅く見せつけてくださった感じ。なんだかんだ、愛メロやハニビやWAが来りゃ踊りますし、MFTPにMIJにBYHが来りゃ疼きますし、V6らしさを追求すると「CHANGE THE WORLD」になっちゃうのよなあ、実際。※個人の所感です。

うちわ作っていってほんとよかったな。なんかよくわからないんだけど、お守り代わりというか、あれがあったからこそ、V6の前で堂々としていられた。けっこう見てもらえたと思う。それがなにか彼らがわかったかどうかはわからない、けどね。

そうそう「素敵な夜」の坂本さんの小芝居、ミュージカル調でいいよね。回転スクエアステージてくてく歩くV6、声かけられた側になりきってふざけるイノ健、可愛かった。あと「グッドラック・ベイビー」冒頭ちょけまくる長野博ほんと好き。森山直太朗いい曲つくるんだよな……。

さいたまだから、ってこともないんだろうけど、森田剛がほんとうに、V6にいる森田剛がほんとうに楽しそうだったんですよ。なんか、サービス精神旺盛になっていて、井ノ原や岡田の雑な振りにもちゃんと乗っかってくれた。

イノ「(厳かに)みなさんお待たせしました。春日部が生んだスター、森田剛です!」
森田「た~だいまぁ~~~↑↑↑!!!」爆笑する5人。会場拍手喝采
三宅「20年やってきてそんな紹介されたことないよ!w」
岡田「クレヨンしんちゃんかと思った」
森田「ごうちゃんだよ」
岡田「お尻出さないの」
森田「出そうか」
岡田「いいです……ほんとに出しそうなんだもん」

クレヨンごうちゃんに油断しつつも、やっぱ森田さんの踊りがほんっっとうに表現力高くて、あれ、頼むから、続けていってほしいなあ。

トニセン曲のどこだったかで、突然イノッチが長野くんへ思いっきり浣腸ぶちかまして追いかけ回されてた気がするんだけど、なんだっけ、幻覚だった?

TAKE ME HIGHER」で、岡田が肩に手を乗せに来るかな?今日はどっちに来るかな?って待ってる長野くんとイノッチ可愛い。岡田「今日はどっちにしてやろうかなぁ?」

井ノ原さんから「(MFTP振りの始まりが)左か右かわからなくならない?」って聞かれて「左の感覚ないわ。全部右。癖だね」って、身体に染み込んでる森田剛よ。逆に「わからなくなるって、集中してないんじゃないの?」とか言われて、たじろぐ井ノ原快彦劇場、ほんと好き。

ところでイノッチ髪切った?
めちゃくちゃ好みだったっす、片側だけ長い衣装超いい、スタイルいい~!

三宅さんがこっちに水分補給しに来るたびに、うわどこの洋画の美少年かな……と意味わからん感想ばかりが頭に浮かぶ。

岡田「MADE IN JAPANの間奏で(坂本くんの)頭の上に乗りたくならないの?」
森田「ならないだろw」
岡田「だって俺がなるんだもん!(?)」
イノ森田三宅「おまえ関係ないだろ!www」
岡田「俺が間奏聞いたら“ごーくんやってくれないかな”って思うもん」
イノ「わかるよ」
岡田「わかるよね!?」

たまアリは会場が広いから間奏を長くとったので、そんなことを思い出したらしい。
20周年のときやったら超低速だったよね、古典落語「坂本の代打井ノ原、首やっちゃう」みたいな話。

三宅「人間タケコプターでしょ?」
イノ「タケじゃねーしw」
岡田「今はできないでしょ」
森田「(軽く)できると思うよ」
坂本「みなさん、俺もう50歳なんですよ……!」

岡田曰く「MADE IN JAPAN」の坂本ラップでリーダーが大股で踏み込みすると、ついていこう!ってなるんだそうで。ほかのメンバーもそれには同意。完全に無意識だったため、どれくらいやってる?と聞く坂本さん、大げさに話を盛る井ノ原。

三宅「いま長野くんがマイクも通さずに「(井ノ原が)盛るぞ、話を盛るぞ」ってw」

そんなのまったく意識してなかった坂本さん「明日から意識しちゃう……!」って照れてて可愛かった。「Be Yourself!」のアクロバットで三段重ねに挑戦して、一度しか成功しなかった話。

長野「(森田が)どう落ちてこようと、ぜっっったいに落とさないぞって。守ってるからね!」

なにその絶対的安心感。さすが土台職人。長野くん、あんたやっぱりヒーローだぜ!!!(スパークレンス激振り)

トニセンがはけて、急にステージ上でふたりマイクも通さず振りつけの確認始める剛健と、それをニヤニヤ見てる岡田がとんでもなく通常営業のカミセンすぎて心が震えた。まさかの初手「Ash to Ash」びっくりしたしニヤけたし、わたし人生の最後に、あの距離で肉眼で見た2021年のカミセンのハバスパ(HAVE A SUPER GOOD TIME)を、絶対思い出すだろうなって思う。

カミセン曲、原キーでも余裕で歌えるだろうに、あえてキー下げてる剛健と、たぶんあえて原キーのまま歌ってく岡田の対比は、なんか、すごくいいなって思った。岡田准一は本気で、このままの、いまのV6を作品ってカタチに残そうとしてるんだろうな。変な言い方かもしれないけれど、V6に“ハマってる”岡田さんを見られたことがとってもうれしかったです。

岡田「(記念写真を撮りながら)このカメラ(深度)浅いから…」
森田「あいつカッコつけてるな」
岡田「カッコつけてねーしw」
森田「なんだよ浅いってw」

そんな岡田を見て、うひゃひゃ笑いしてる森田剛が見られて、ほんとによかったよ。いつかの三宅のサングラスもそうだけど、健准に「カッコつけてんな」ってからかうときの森田の心情って、なんなんだろうね。ちょっと研究してみたくなりました。卒論のテーマ選びか笑。

「PINEAPPLE」の椅子ダンスをあんな、VRコンテンツ並みの距離で見られる日がくるなんて。月並みな表現ですが、本当に6人の動きがひとつの作品として絶妙に噛み合っていて、とにかく美しかった。

「家族」の6つの光は彼らの魂にも思えて、印象に残りました。一般論で言えばラブソングなのかもしれないけれど、あの、そうめんみたいな幕で閉じたセンターステージで、各々の魂を浮かべながら大事そうに歌いあげる「俺たち」家族の“俺たち”は、まあ、きっと、そういうことなんだろうな。

「95groove」いまの彼らを、気張らずフラットに表現していて、にっこりできてよかったです!


これからも笑っててね。
でも、無理はしないでね。
あ、マスクはしてね。

詳細は失念してしまったけれど、
V6からの感謝のメッセージ最後は、
「いつかまた、どこかで。」

言ったな、ほんとだな???
天国でMFTP踊るんだな???

最後のサプライズ、ほんと、うれしかった。
見返して、永遠にニヤニヤできると思います。


"V6"は”FOREVER”となりえるか?

そして規制退場を待ちながら、ふと考えました。


これ逆に、V6、永遠に続くのでは?


この字面だけ見るとほんと、ついに頭おかしくなったんか、現実逃避かじきどうといった感じで笑、いえいえ、まあ聞いておくれ。ちゃんと、そう考えるに至った根拠があるんです。


人間という生き物はいつか死ぬ。必ず死ぬ。

たとえ死ななくても、身体が動かなくなるときは必ず訪れる。だからFOREVERなんてありえない。FOREVERって言葉だけなら簡単に言えるけど、そんなものなんて無いって、私たちはどこかで気づいてしまってる。この世のすべては、いつか必ず終わる。6人が6人で歌い踊る、それもいつか必ず終わる。

だけど、彼らは、“V6”という概念を、
本気で、永遠にしようとしてくれている。

ここで活動に終止符を打つことで、
“V6”はどこまでも、進み続けられるのではないだろうか。

彼らの大事な“V6”は、
私たちの想う“V6”は、
この世界とはまた別の、
もう一段階上の階層で、

ずっとずっと、永遠に残り続けるものになるのではないだろうか。

「SINCE 1995 〜 FOREVER」だとか、
「"HAPPY" Coming Century, 20th Century Forever」だとか、
「LIVE TOUR 2015 - SINCE 1995 〜 FOREVER -」だとか?

やたら大層な名前の作品ばかりつくるグループだなぁとは思っていたけれど、なんだよV6、FOREVERってさ、嘘ついてなかったじゃん!!!!!!

ひとり旅を通じて、名も知らないV6ファンのみなさんが、実に楽しそうに写真を撮ったり、幸せそうに会場へ向かったりする様子を眺めて、ステージ上でなんにも変わらずいつも通り楽しそうな6人と揃いまくったダンスを間近に観て、そんな風に思えたんです。あと、メタ的に言うと、健ちゃん最後キッス投げてなかったし?笑

そういうことならば、きっと自分は泣かないし、来月以降も笑うことができる。これから先もずっとずっと変わらずに、“V6”が大好きだと言い続けてもいいんだな。そんなことを確信した、とても楽しい、充実した良き旅路でした。


それにしても、我々、素敵なグループを好きになりましたね。

V6が解散を決めたこと、それから


これはもう、とあるV6ファンの勝手な思い込みにすぎないのですが、解散という言葉そのものを出したのは、森田剛ではない気がしています。ドラマのなかでは森田さんだったんだけどね。


livvvvvve.hateblo.jp

上記の記事にもあります通り、

“ずっと三人で暮らしたい、と理想にしがみつきつつも徐々に現実を受け入れていく健ちゃんオカダと、三人でずっといっしょに暮らすなんてわけにはいかずいつか必ずさよならしなくちゃならない、と寂しさ痛みを一手に引き受ける誰より寂しがりでキレッキレの森田さん。90年代ラストのカミセンは、だいたいこんな感じです。”

だったわけです。

それから20年後の森田剛が、これから自分はこう生きたいと切り出したのは間違いないだろうけど、いつかのインタビューで「数年後に最悪、俺が居なくても」の話をしていたのを思い出すと、やっぱ、ほかのメンバーには、解散しようとは言えなかったんじゃないかな。誰か抜けても続くグループ、いっぱいあるもんね。

でも、森田が(あるいはほかの誰かが)いなくなるなら、それは解散しかないね。V6がこの6人じゃなくなるなら、それは解散しかないね。ってのは、きっと、彼らの共通認識になっていたんじゃないかなって思うのです。V6はV5になり得ないんですよ。



いや怖いくらい予想どおりなんだが(笑)。

森田がそう言ったときに、誰にも止められなかったろうなって思うんですよ。ジャニーズ退所なされた先輩や同期や後輩が、みなさんけっこう楽しそうに、第二の人生を歩んでいっているから余計にさ。V6みんな優しいからさ、薄々思っていたとしても「幕引きしよう」って、何か決定的なきっかけがなかったら、ずっと、言えなかっただろうな。

そもそも、バレーボールの大会終わったら解散だとか、20世紀が終わったら解散だとか、10周年過ぎた辺りで解散だとか、ヤバいヤバいと言われ続けて結局ここまでやって来たんだから、26年間しっかり活動を続けた、そのこと自体がもう奇跡、なんですよね。長い長い夢を見させてもらったな。

今年「太陽のあたる場所」が推されるのも、必然な気はしていて。
カミセン、Coming Century の締めくくりにもぴったりだと思うし。

「新・俺たちの旅」の劇中では、解散と言う森田剛に対して、そんなのイヤだと声をあげる役回りだったのが三宅健で、家族とはまた別の情があるから離れたくないと主張する役回りだったのが岡田准一でした。結局、最終回で3人は別れて、それぞれの生活を確立していきますが、たまに思い出したように集合してごはんを食べるなどしています。

「太陽のあたる場所」を聴けば、どうしたってそういうことを思い出してしまうけれど、ふたりは、特に健ちゃんは、どんなことを思ったのかな。

「健とはずっと一緒だけど、こいつは俺の何なんだろう。俺が死ぬとき、どう思うんだろう」みたいな、めちゃくちゃ湿度の高いこと言ってたのは森田だけど、健ちゃんわりとそういうとこクールというか恥ずかしがる感じだから、おとなになってから明確な言葉では、あんまり聞いたことない気がするんだよな。

無意識の態度にはめっちゃ出るけど(森田のほうへ寄っていくというのは岡田の証言)

寂しいのは、いちばん寂しがってるんじゃないかって気はするんですよね、健ちゃんが。V6のことも、カミセンのことも、ずっとずっとすごく好きでいてくれたひとだもの。健ちゃんのことなので、このときの心境については、いつかどこかで、ちゃんと語って教えてくれるんじゃないかなと思います。

「剛がいないなら(V6を)やらない」って、デビュー前に言った男だもんね。



発売されたばかりのTV誌、森田さんの語るところによればカミセンは「言葉を交わさずとも感覚で伝えられるのが面白かった」のだそうで。あい変わらず、剛健がキャッキャしてて、それを岡田がにこにこ見守ってる。ほんと、誕生から集大成まで、マジでドラマチックな3人組なのよなあ、Coming Century。それが20th Centuryと合わさると、6人そろえばマジヤバい、俺たち無敵のV6!なわけですよ。


そうだな、正直に言えば、

わたし自身は、永遠に見たかったです。
あの6人の、6人そろった旅の続きをね。



音楽番組週間を待ちながら、そういうこと吐き出すくらいはさ、許してもらっても、いいかなあ。