カノトイハナサガモノラ 雑感
いまだにタイトルが覚えられねえ。
(カノトイハナサガモノラ、です!)
実に2年越しのV6記事です!
やぁやぁおひさしぶり、じきどうです!
いや、ブログを見返してびっくりしたけれど、2017年のTWENTIETH TRIANGLE TOUR、通称TTT『戸惑いの惑星』から、けっこう間が空いたのだね。時が経つのは早いわあ。
そんなわけで参上しました、TTT2。
実はまた来週も参上しちゃうよ、TTT2。
あんまりにも好みの筋書きすぎて、しばらくの間ときめきを隠せぬまま壮絶な考察を展開した前作TTT『戸惑いの惑星』は、“本当にトニセンが好きな人たちが楽しく作ったボーナスステージみたいな舞台”と感じたのですが、今作も負けず劣らず、“トニセンというアイドルを応援してきたひとに向けてのごほうびみたいな舞台”と感じました。
熱いうちに、ネタバレ込みの感想を。
今作はわりと、考察関連さっぱりめ。
井ノ原さんと戸次さん
あさイチに戸次さん登場。子NACSの子V6芸人として、待ちわびていた朝がやって来た!
うわあやべぇぞシゲちゃんとイノッチが交互に映る。向こうのケツ担当とこちらのケツ担当の共演に武者震いが止まらない。コメントできるか心配されてるシゲ最高だし全国区でミスター残念だし遅刻しなくてよかったしイノッチから「シゲちゃん」って呼ばれてるの斬新だし、そんな今朝のあさイチでした。
— じきどう (@jikido_t) 2017年9月6日
朝っぱらからイノッチと戸次さんでツッコミしあってるの愉快でした……大泉洋を介しての、友達の友達感が滲み出してて若干、こう、なんかこそばゆい感じが絶妙。あー舞台で共演しないかな。いつかハナタレに井ノ原さん呼んであげてください偉い人。きっとイノッチ、めっちゃ喜んでくれると思うの。
— じきどう (@jikido_t) 2017年9月6日
や~もう、イノッチとシゲちゃんの会話をただただ見てみたい。井ノ原さんと戸次さん、どこまで面識があるのだろう。私の覚えている限りでは直接はなかったと思うけど、撮影所でニアミスはあるかもなあ、刑事役多いものね。いつかグローブ座辺りで共演してくれないかな~、ないか、でも、音尾くんとイノッチだとか、映画なら音尾くんとオカダの前例はあるから、希望は捨てないでとっておくつもりだぜ。
TEAM NACS 応援継続中
V6新曲週間に先立ってナックスのもろもろが届きましたので、週末にガッと消化しております。
TEAM NACS 20th ANNIVERSARY Special Blu-ray BOX
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本公演、そこそこDVD買っちゃってたので本編は ひとまず置いておくとして、特典のXX(チョメチョメ)イベントですよ……、カレー王2016を残してくれてありがとうと声を大にして言いたい。みんな声が良すぎ!!!
おでんとナックス、肉まんとワンツー。今回の萌えどころはこれにつきます。肉まん後の展開はニヤニヤせずにはおられなかった。あんな漫画みたいなことやってるおじさんたちなかなか見られない。末っ子感ぶちかます音尾くんや、しれっと仕掛けて逃げるヤスケンは変わらん関係だなぁ、って微笑ましいし、シゲちゃんの言葉はほんと泣けてくるし、大泉洋と友達になりたいなー。やーもうほんとリーダーには叫び続けてほしい。リーダーみたいなひとがこの世のどこかにいてくれるだけで、こちらとしてはもう、励まされて、頑張ろうと思えてしまうのです。
スープカレー
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半年に一度のスープカレーブームが来て、レトルトのものを作ってみたけど満足できずに自作したり、取り寄せたり、と、けっこう好き勝手してきましたがいよいよ全く買う気のなかったドラマ「スープカレー」のBlu-rayを新品で買っちゃうっていうね。20周年BOXとモンキーパーマと並べておきたくなっちゃったのよねっ。腹が減るドラマでした。あと、スープカレーのレシピがついてたのが付属品で一番嬉しかったかもしれない。あー、お腹すいたー!!!
スープカレー晩餐会という謎コーナー。
(最後に大泉が来て口八丁に丸め込んでようやく、しっくりきた!)
ラッシーが某料理研究家っぽい口調なの好き。ていうか、あの物真似が大好き。
・森崎さんのターン
和田さん(森崎)は、そのままドラバラで見たいつものリーダーだなあ。修業のため若い者に土下座できちゃうリーダーかっこいいよリーダー、頭が大きくて帽子入らないよリーダー!、リーダーのスープカレー食べてみたいぞ。リーダーにいちゃこらシーンがあるとなんかもうこっちが恥ずかしすぎてどうにも鳥肌が止まりません。升毅がかっこいい!
・安田さんのターン
浦田さん(安田)は、まず単純に見ためがハンサム。かっこいい。ノベライズで読んだとき最も好きなキャラクターでしたが、たぶん自分が父娘の和解話に弱いだけ。なんだろうなあ、どっかで見たことがあるなと思ってたけど、あれだ、轟一郎だ。娘が大きくなった轟一郎だ。繊細なお芝居に定評のある安田さんが、いいお父さんしていて、眼福です。
・戸次さんのターン
三浦(シゲ)ってば、我らがナベマリ*1というものがありながらあのやろう、ハンサムすぎてむしろ腹が立つ!笑、あいつの心象風景おかしすぎるだろう笑。まあ、アラフォーにして中学生男子に全力でライバル心を燃やせるのはこのひとしかいないでしょうなあ。むっちゃ叫んでバッティングセンター駆け込むくだりがザ・戸次重幸なので大好き。戸次さんは喚いてナンボ。ナベマリも可愛いけど、女の子もほんとに可愛かったですね。シゲちゃんよかったね、ほんとうによかったねー!!!(最終話)
・音尾くんのターン
ひ、ひらめ……。なぜここだけ名前を本人に寄せたのか、久田大か。それにしても初っぱなの平目さん(音尾)すっげラブリー。いつもパーカー着てて素敵。音尾くん、いい芝居するんだよなぁ。笑い泣きに被るバックナンバーも良かったっすねぇ。あの曲はナックスと親和性高くていいよなぁ。
・大泉洋のターン
うおおおーっ、ハルサメ揚げたい!!!
ストーリーテラーの五十嵐、っていうかほぼ素の大泉洋、の掘り下げも見たかったのよなあ。ずうっと見続けてきたらだんだん大泉洋が最っ高にかっこよく見えてきた。若かりし頃じゃなくてね。今が一番いいっすよ。ようやくシゲちゃんやリーダーから電話がかかってきて、ああ、世界観繋がっていたんだ……。みたいな。みんなとりあえず五十嵐に電話してくるの素敵だよね。学生の頃、五十嵐はどんな立ち位置だったのだろう。
ノベライズで内容も心情もわかっていたし、5人そろって何かする話じゃないから全然期待はしてなかったけれど、想像していたより箱推しされていたし、内輪ネタ多いし、ファンとして見たらそれなりに面白かったなあ。こういう、男性メインのほんわか日常ものって、実はあんまりドラマでは見られないかもしれない(そこまで深くはないけれど、いわゆる「すいか」系ドラマ?)
アラフォー男性が見たらまた自分の人生を重ねて楽しめるのかもしれないなあ。先に内容把握して一気見したからよかったものの、あまりにも個人の話がぶつ切りになるので、評価が下がったのもわかりますね。整理したディレクターズカット版だと普通に見られる。最初からこうすりゃよかったんでねぇべか。五十嵐コーナーにしろ晩餐会にしろ、やりたかったことは充分伝わってくるだけに、惜しいし悔しい気もするんだ。
連ドラじゃなくて、二時間でスパーンと終わってたらよかったかもしれないねぇ。あるいは、ノベライズの最後の、余興の劇に向けた練習をメインにするとか……でも、それって完全にドラバラ「なんてったってアイドル」なんだよなあ。
10年後に見返したら、自分の中での評価が変わりそうなドラマです。
また5人でドラマもやってほしい(でも舞台のほうがうれしい!)
歳を取ると、というか、みんな各々の分野で偉くなっちゃうといろいろ難しくなっちゃうよな~、うーん、うーん、いつまでも青臭い話ってなかなか作れないよねぇ。そう考えると、やっぱりトニセンて恐ろしいひとたちなんだよなあ。
ニンテンドースイッチCM
大泉視点で他の四人とゲームする体制になるあの一瞬がほんと好きで好きでたまらなくって、コマ送りで眺めて腕組みしてうんうん、と勝手に頷いているため端から見たらちょー怪しい私です。ヤスケンがほんと優しいいい顔してる。リーダーも音尾くんもシゲちゃんもそれぞれ、すっごく“らしい”表情してるのいいですよね。あと音尾くんの茶髪が映像で残った快挙ね。リアル八戒ちゃんだぜ……!
だいたい一年経つけれど、おかげさまで、潤った毎日です。ありがとう!
livvvvvve.hateblo.jp
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携帯芝居「イノなき」雑感
「戸惑いの惑星」について考えまくっていたら「携帯芝居イノなき」を思い出したので、10年前に書いた感想文を自分用に上げておこうと思う。今さら感想文再録シリーズ。
思えばこれも井ノ原役の井ノ原が見られる、自分の存在とは何かを問う物語だったような気がする。まさにダーザイン。*1 (あの曲ほど真面目な物語じゃなかったけど。笑)
もっとも、あの時の井ノ原さんの存在証明は「俺は いつでも(携帯サイト・イノなきの中の)ここにいるからね」という、自分のためというよりは他者の気持ちを優先したような、対外的な自己肯定だったので「戸惑いの惑星」とは全然違うっちゃ違うんですが、戸惑いを見てなんとなく懐かしくなったのも事実なので、それはそれでね!
「戸惑い」と「芝居なき」と「ダーザイン」を絡めて、舞台上における“イノハラヨシヒコ”考察をやったら、オタク的にはこの上なく捗ると思うんだ。どなたか一緒に喫茶店でアップルパイを食べながら語らいませんか……!(音符のストローも忘れずに!)
(どっかのUSBに残してあるだろう、たぶんこの中(上記写真)と思っていたらどこにも残していなくて、「あ~これはこの世から抹殺したやつだ、終わったな」と思ったのですが、昔、使っていたブログのアカウントが奇跡的に生きていて、見事、移すことができました。)
ちなみに自分はかつて、極度のイノなきスト(そんな言葉もあるんだかないんだか:イノなきは我が心のバイブル!)をこじらせていて、なきを捩った携帯ブログを5年間毎日更新していた時代がある。イノなきがあって、あれに憧れたから、今があるようなものだ。今回の記事を探すうえでざっと読み返してみたが、10年前の自分のあまりのテンションの高さと無邪気さに驚いてしまった。学生の感性ってすごい。今となっては怖いくらい。というわけで多少読みにくい面もあると思うが、何かの参考にでもしてもらえたら幸いだ。*2
『携帯芝居「イノなき」』
脚本・演出・出演:井ノ原快彦
会場:東京グローブ座
期間:2007年8月12日(日)~8月19日(日)
*1:トニセンのアルバム「ROAD」収録の井ノ原作詞曲。初めてCD化したソロ曲が、まさかまさかの哲学だった。
*2:あとCCBコンとかセクバニコンとかガコイコ最終回に寄せてとかラブリーベイベーの感想文とか井ノ原 本気の作文の文字起こしとか、なんかいろいろ出てきたので、まぁもしも仮に需要があればおいおい上げてみます。
戸惑いの惑星 雑感
行ってきました……。
行ってきました、よ。
これでいよいよ、私の「東京サンダンス」観られなかった無念というある種の呪いが、昇華されたに違いありません。夢を具現化してしまったトニセン、ありがとう。G2さん、本当にありがとう。また、今回は「芝浦ブラウザー」以来の同行者募集をさせていただき、多くの方々にお世話になりました。今でもV6で6時間延々熱く語るなんて全然余裕でできる、と気づくことができました。ロケ地巡りもさせていただいて、最高に楽しかった。ああいう、V6を語り合うだけの会も、今後ともぜひ出席したいなあ……。
これから観劇の方は、是非とも楽しんでくださいね!
ただのアイドル舞台、って感じがしなくて、きっとあれは少年隊の魅せていた世界の延長線上にあって、なんだろう、もう、全然言葉が見つからない。SHOWって感じ。トニセンは偉大だ。コマ送りで見ていちいちため息つきたい。円盤化してほしい。頼む。#戸惑いの惑星 #TTT
— じきどう (@jikido_t) 2017年1月27日
とにかくG2さんは素晴らしい仕事をしてくださったと思うし、本当に楽しかったろうな、と、本当にトニセンが好きな人たちが楽しく作ったボーナスステージみたいな舞台だなって思った。楽しそうなのが一番。#戸惑いの惑星 #TTT
— じきどう (@jikido_t) 2017年1月27日
追記から、この物語の覚え書きです。
ネタバレ全開、パフォーマンス(歌や演奏)ではなく、とにかく物語重視の考察。何か思い出したらまた、どこどこ追記する予定です。しかし、筋書きを説明するのが本当に難しい作品です。一度しか観られておりませんし、台詞を発した人や話の順序など記憶違いもあると思いますが、そこはまぁなんとなくニュアンスで、許して!
TEAM NACS XX LIVE VIEWING
あああフォトダイ、パイプ椅子が嫌でソファー取り合う大人げないシゲと音尾くんが密着してカメラ目線で…………たとえいくつになろうと変わらずやってるあの様子を見せられただけで(お布施してきてよかった!!!)ってなれる自分ちょろすぎ。“LINELIVE直前の森崎さんと戸次さん”も最高に最低で最高だった。寝てるモリを前にチャンスとばかり脱ぐシゲと、嬉々としてスマホ構える音尾コンビが目に浮かぶ至高の一枚。サービス精神旺盛すぎるがゆえ、誰もそこまでやれと言ってないことに全力かける戸次さんの生き様マジで好き。これは応援したくなっちゃうもの。あんなのずるいもの。
“気を遣わなくてもいいの。すっぴんで会いに行ける芸能人。”
↑やー素晴らしい。この表現が言い得て妙で、とっても素敵なおっさん5人組「TEAM NACS XX LIVE VIEWING」に出かけてきました~、素敵すぎて、今でもちょっと夢うつつ。人生初のライブビューイングでどんなもんか緊張しておりましたが、拍手したり声に出して笑ったりと楽しく観覧することができました。でもやっぱり一度くらいは生で観に行きたかったなあ、舞台って客席の空気感も込みじゃない、そういうとこ好きなんだよねぇ。いやもう次こそは!
正しい意味でカッコよかったのはオープニングだけ、な言葉に恥じず、チョメチョメ直さなきゃとぐいぐい出てくるシゲとその股間を凝視する安田さん(これやると喜ぶんだよbyシゲ)も、宇宙人でもある音尾先輩ファイトノーカット無修正版も、週刊大泉からのマンポ安田さんも、モリの妹さんからの手紙なのに誰より泣いてるシゲも、カレー王2016も、おならしていくことしか出てこなかった森崎さんも、ほんと素晴らし可笑しかった……素敵!
ランキングは名台詞・名キャラ・名場面、どれも納得ほぼ予想通り。それにしても安田顕とHONORは強いなあ!!!名キャラなんかオナ兄かモーツァルトか芹沢でしょ、と思ってたらその通りだったもの。個人的には名台詞「これは戦争なんだ。人が人を殺す戦い@WAR」とか「でも、最後に笑ってた@FOUR」とか「おめでとう。ここが現実だ@LETTER」かな。気恥ずかしさで死にそうになる青臭い台詞が好き。名キャラ「下荒井佳代@下荒井」名場面「ゴーストバスターズ、ベーター!!!@悪童」かな。あーでも全然、考えだすときりがないな苦笑。
キングオブカレーをまさか現代版で観られるとは。やたらええ声な音尾大泉はもちろん、真面目にやる後輩組(45)とボケたくてボケたくて仕方がない先輩組(123)の対比が、たまらなく、好きで、好きで、仕方がない……這いずり出てきて台本にないこと喋り始めるシゲ、ちゃんとやろうとする姿勢が気に食わなくてしゃくれる安田、ずーん!!!と叫んで台本から目を離して台詞抜けるモリ……やーもう、たまんない。田中眞紀子で爪痕を残す大泉さんも頭の回転が早くて素敵すぎ。なんとかしてあの作品の音声だけでも発売されないべか?
オポンチニャロメ、マンポ、脱糞を。と語っていた安田さんが受け答えできるようになり「ここまでやって来れたのはメンバー4人のおかげ」と言っておりました。音尾くんは「そろそろ人生の半分がナックスに侵されてしまう」と言っておりました。森崎さん曰く「TEAM NACSは音尾が80歳になるまで、つまり40年後に解散」するのだそうです。いつまでも5人並んで笑っていてほしいと願うし、ついつい“この瞬間は永遠に存在する”というようなことも信じてしまいそうになるのだけれど、そんな風に、ふっと目を覚まさせてくれるリーダーの感覚が、私はとても好きです。
今年2回目の生“ぼくらのキセキ”を聴きつつ考えます。
ナックス解散まであと40年。長いような、短いような。
とにもかくにもひとまずは2018年に行われる本公演、一瞬タイトル(PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて)読めなくてえっ!?は、えっ!!!?つって思考がたち行かなくなりかけましたしなんなら今でも読めませんけど笑、この語感からして森崎演出っぽくて今からドギマギしています。今でも「5人で芝居やろうぜ!」ってなる感覚が、ただただ、うらやましくってしょうがない。ナックスの皆さんにはどうか健康で、できる限り長く、演劇学生の憧れの存在であり続けてもらいたいですね。
ナックスクロニクルも行きましたが諸事情によりものすごぉくしんどかった苦笑、あの長蛇の列はどうにかならなかったのかしら……何気にハッピーバッグ持って帰ってきましたけれどもね。5Dのポスターが嬉しくて嬉しくて仕方がなかったの。過去公演を観に行けたことがない新参者に大変優しい仕上がりでした。ありがとうございました。あとバッチでFOURミハルLOOSER辺りが嬉しかったなあ。大変だったけど、仲良しなおっさんたちのためならへっちゃらです。モンキーパーマの新作待ってます。できる限り、そう言い続けていたいものだなあ。
V6大好き新参子NACSが選ぶ本公演3選
真夏の「TEAM NACS特集」をWOWOWライブでまたやるそうなので、これまでに映像で観させてもらった本公演のうち、V6好きにもおすすめしたい3作品を選んでみました。いつか生で観てみたいものだなあ。
真夏のTEAM NACS特集 #wowow https://t.co/GJTJEDN4xC
— じきどう (@jikido_t) 2016年8月14日
COMPOSER(2005年)
TEAM-NACS COMPOSER ~響き続ける旋律の調べ [DVD]
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やっぱ、このフォーマットが大好きなんだ。少人数で演じ分ける劇が大好き。光の加減や影絵で演じ分けさせる演出が大好き。ベートーヴェンに憧れ、やがて憎悪して、利用し貶めてやろうとしたその子ども(カール)に情がわくけど、運命は悪いほうへ悪いほうへ転がっていってこんなつもりじゃなかったって、最後は悪霊(モーツァルト)と……などという、最高に燃えるヒステリック眼鏡キャラクター・フランツが好きで好きで仕方ない。この弱くて不安定で根は善人な人間くさい人物像を作り上げた森崎リーダーとシゲは、ほんと尊敬の対象ですねえ。すみませんねいつもいろいろ言っちゃってますけど、尊敬しているんですよ。多重人格か、というほどに赤子から夫人、父親まで演じ分けまくる音尾くんの演技力がすんげぇ。こういう役をあてがう森崎さんもまた、いいんだよね。あとは余談ですが、メイキングの安田虫ごっこ最高。
LOOSER(2004年)
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芹沢鴨は佐藤浩市のイメージが強いというか自分の中ではあれが芹澤そのもので、安田さんでもイメージが揺らぐことはありませんでした。宿に泊めてもらえなくて焚き火するくだりはただの安田顕で笑わせてもらった。でもキメるときはキメてくれて。梅の花が咲く病、雪霜に色よく花の咲きかけて散りても後に匂う梅の香……、リーダーのロマンチストさ極まれり。安田芹澤は見事、彼の場面では梅の香が漂うような気すらします。大泉の土方がちょっと嫌なやつに見えてしまったのは勿体無い。新撰組、または近藤さんへの愛着がもっと感じられたら違って見えたかも。リバーシブル芝居は、やっぱり音尾くんがとにかく上手いです。沖田もいいけど、桂さんの声が格好良すぎて痺れる。リーダーはどんな役でも真っ直ぐリーダーで、シゲはやっぱり、情けなく泣きわめくような鬱陶しい役やらせたら右に出るものはいません。副音声の可愛さ&くだらなさ&不謹慎さなら1位。古高の超いいシーンで繰り広げられた、新撰組に追い回されるチームナックスごっこが最高でした。よーし決闘だ。表出ろ!
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普段は弟キャラな音尾くんが違和感なくお兄ちゃんする様が素敵です。ヤクザ顔でお嬢様をそつなくこなす演技力。音尾くんの器用さはもっと評価されていいと思う。長男がぴったりの森崎リーダーの愛されっぷりといったら。こうしてみると森崎さんは本当に、帰ってこられる場所を守るひとがよく似合う。大泉さんは散々、出落ちだなんだと言ってましたけど、藍さんも普通に可愛いと思ったよ。気の強い女房役をやらせてこんなにもハマるシゲにもびっくりです。佳代さんがやる、とっさのごまかし方が好きで好きで仕方がない。*2「ひゃっはー!してない陰鬱暗の安田顕」が見たい派なので、情けなくて気が弱くてネガティブで……という役どころには本当に燃えました。無駄に動きが軽やかで、予期せぬところで転ぶのだもの。あんなの笑わないわけない。『さよなら朝日荘』といい『頑張れ!鹿子ブルブルズ!』といい、ファンが見たい(ひょっとしたら、本人たちより本人らしい)ナックス像を作り上げる事においては、大泉先生は天才だと思います。
詳しくは言いませんが、下荒井で「迷惑をかけるため」帰ってきた音尾くんが、悪童では「迷惑のかけかたを教えられる」ってのが、なんだかもう……グッときます。
本当はここに『悪童』と『LETTER』あるいは『LOVER』を入れて5選にしようと思っていたのですが、あまりにも話が長くなるので3つでやめました。ご紹介した3作品も含め、WOWOWライブにて8/14から連日放映されるそうなので、昨年のV6界隈を賑わせたWOWOWの乱から視聴を継続しているV6ファンの方は、お盆休みに観てみられてはいかがでしょうか(V6のライブもまた、再放送があるみたいね!)
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逆に、私が断トツで苦手なのは『WARRIOR』でした。まず上記の通り歴史ものが苦手*3だというのもひとつ。彼らの転換期だったんだろうなあ、なんだかぴりぴりしたものを感じたのもひとつ。森崎さんの伝えたかったことはわかるし、カッコいいんだけど、うまくは言えないが、なんかね、これじゃないんだな。客演も大勢いて、豪華で派手だけど、ナックスで見たいのはこれじゃないんだ。シゲさんがえらいカッコよかった*4けど、ううん、たぶん、単純に、泥臭いのが好みなんだよなあ。五人だけでどこまで演じきれるのか、というのにもすごく興味があるし。『HONOR』は演出(特に、やかんを共有する場面の素晴らしさ!)が大好き。五人で奏でる恵織太鼓はダイレクトに格好良いです。
あとは、強固に関連作品『river』『四国R-14』『頑張れ!鹿子ブルブルズ!』『さよなら朝日荘』『西遊記外伝モンキーパーマ』などなど推したいものは山ほどございます、今後ともいろいろ観てみて、応援していく方針です……!!!
*1:高校生というのはちょうど「新撰組!」に興じていた頃で、私は堺雅人演じる山南さんと、小林隆演じる源さんが好きでした。源さんが死ぬ回では、視聴後に家族中をドン引きさせる大号泣をかまして、行く末を案じられています。いや、感受性が豊かだったのよ……。というわけで、本来歴史ものが大の苦手な自分が、唯一自ら勉強したのが新撰組。ノンフィクションものや小説、関連漫画も読んでました。若者たちの青春ドラマとしての好き、です。
*2:戸次さんが演じた全ての役で自分が一番好きなのって、下荒井佳代かもしれない。
*3:大河ドラマも誰かに解説してもらいながらでないと理解できない。でも水戸黄門的な、起承転結が決まってる時代劇は大好き。
*4:信長をモンキーパーマより先に観たせいで、中の人が残念残念また残念とは思いもしなかった!