そのうち笑い話になるさ

得意分野は90年代の土曜9時ですが、23年目の話題にもできる限り迫っていく所存です。

V6「The ONES」雑感

The ONES

The ONES


なんだかもう今年はいろいろと気合いが桁違いだったV6の新作アルバム「The ONES」そのキャッチコピーは まさかの、“無茶したな、V6。”

オススメは圧倒的に初回Aの全曲MV集ですが、学校へ行こうに思い出があるのなら初回Bもいいです。久しぶりに外ロケで対決するカミセンとトニセンが見られます。特典映像、質・量ともに文句なし。映像に興味がなければ通常盤で、大人の色気を爆発させているトニカミ曲をご堪能してみるのはいかがでしょう。


楽曲、主にMVの感想文を置いておきます。
(ツアー参加前に下書きした内容です。)


初回A 収録曲全て+1曲のMV(Blu-rayまたはDVD)

・never
時計の針と電子音が印象的な、V6お得意の何者かと戦う系、攻めソング。どことなく、V6では王道っぽい気がする。時計を模したダンスがキレッキレで、さすがいつの間にかジャニーズダンスグループ最古株になってしまっただけあるわ。歌番組などで「MUSIC FOR THE PEOPLE」や「愛なんだ」に慣れてしまっていると、キレッキレの最新作に度肝を抜かれることが多々ありますが、今回もそんな感じです。剛健パート直後、二人の腕を後ろから来たイノ岡が下げる振り付けが最高に好き。

・刹那的Night
昔のV6の印象が強い、そんな人にこそご覧いただきたいMV。光の加減で色が変わって見える西陣織り衣装。顔アップでドットが侵食してくるカットで自分の中の秘めたる中二心に火がつきました。なんだあれ、むっちゃそそられる。メカニカルで宇宙ぽくもあってなんだか、すげぇもんを見せられてるのはわかるんだけど、咀嚼して飲み込んで理解するのに時間かかりそうな映像ではあります。せつな、で止まる振り付けを思わず真似したくなる。

・SOUZO
なおみだ。なおみだ。キタコレ。最初、曲だけで聴いたときピンと来なかったけれど、思いの外に映像がセクシーっていうよりラブリーな感じでよかった。坂本昌行の足の長さがエグい。浜野謙太が仮面ライダードライブのアクの強いオタクと同一人物らしいこと、調べて初めて知りました。ウレロで踊るシゲちゃんの後ろで見かけて以来です。

・Beautiful World
過去記事をご参照。livvvvvve.hateblo.jp

・Cloudy sky
V6ついに念力を習得した。その念力演出に何の意味があったのかは謎だけれども技術としては確かにすごい。あと瞬間移動能力も身につけたみたいだ。めっちゃ沖縄。ほんと真っ直ぐな長い道を歩いてくの似合いますよね彼らは。しかしV6、アラフォーにしてこんなデビューしたてみたいなドリームズカムトゥルーな曲を爽やかにこなすのすごくねぇですか。大真面目にド直球のアイドルソングこなせる貴重な存在ですよ。とんだフレッシュさだよ。曲だけ聴いたら平成生まれだよ。

・DOMINO
いっそ本人は出さないというお洒落の極み。欲を言えばシルエットもいらなかったくらい。でもシルエットが映らなければ、ただのカラオケ映像に見えなくもなくなってしまうので難しいところ。カッコいいを通り越して恐いというか、不安になる曲です。不快ではないんだけど不安になる。とても短い曲で、意味深。物語性ありそう。

・Round & Round
私、今回これイチオシ。映像を込みにしたら好みすぎてリピートが止まりません。衣装のパーカー姿がべらぼうに可愛い、この曲調であえてスーツではなくパーカー!!!、最高ですありがとうございました。近未来風な背景とあいまって、自分が今回のアルバム曲で何かひとつ物語をこしらえるとしたら間違いなくこれを選ぶと思います。「♪きみはだれ?だれがきみ?」のときに剛健を順番に出すのはオタク心に反則です、ずるいもの、公式にそんなことやられたらオタクの立つ瀬が無いもの。あと「♪ふじつなことばが」のときの井ノ原快彦の指があまりにもいい仕事しすぎているので一見の価値あり。「♪らびりんす」のときの顔を隠した両手を下げていく振りが最高に好み。総じて好み。長野博プロデュースなのが意外っちゃ意外。もっと「ジャスミン」のMVみたいな、ナチュラル系で攻めてくるイメージでした。女の子のアイドルグループにカバーしてもらったらカッコいいかもしれないなぁ。

・Remember your love
三宅健の作画がエグい。たぶんあの人は2次元人。そして意外にも(失礼)井ノ原快彦の作画が素晴らしい。森田剛があのいかつい見た目で甘甘の歌声に足をクロスの体育座りで直方体に収まってるの最高です。お洒落、都会的、洗練されている。キーが高くて、剛健の声との親和性がめちゃくちゃ高い。

・会って話を【20th Century】
通常盤収録のため楽曲のみ。この曲、何気に難しくないですか。これまでのトニセン曲の中でも1、2を争えるくらいの音程の難しさだと思うんですけれども、さらっとやるあたり、トニセンて歌うまいよねぇ。

・Answer
V6アニソン部。たぶんこれ、時期が時期なら何かのアニソン(実際はWOWOWスペインサッカーイメージ曲。)坂本さん曰く、あえて踊らないV6。導入部の坂本さんのボーカルが格好良すぎて痺れる。実はアルバム収録の新曲の中で最もサビの印象が強く残る曲。これも物語がつくれそうな、妄想をかきたてられる映像ですね。あんまり手が込んでいるわけじゃないんだけれど、素材そのままの味です、みたいな感じでシンプルで好きです。やりすぎなくらいオーバーアクトな坂本さんが大好きだ。

・Can`t Get Enough
過去記事をご参照。livvvvvve.hateblo.jp

・Get Naked【Coming Century】
通常盤収録のため楽曲のみ。その歌詞を、そ、その歌詞をアイドル界屈指の人たらし三宅健に歌わせるんか……!!!つって驚愕極まりない導入パート。実は「DOMINO」よりも恐怖心を煽られるのは私だけかもしれない。お洒落な服屋で流れてそう。たぶん、洋楽やりたかったんだろうなあ……あのわけわからんバンド組まされてた(※ミミセン)悪ガキ共が、大人になったよなあ(ここ数年、毎年こう言っている気がします。)

・ボク・空・キミ
事前に大橋トリオのアルバムを数枚借りてきて予習もばっちりに臨んだのだけれど、V6に歌わせたらちゃんとV6の曲になりました。大橋さんの声がかなり、ふんわかした優しい雰囲気だったのでどんなものかと思ったら、V6だとパッキリした感じになりましたね。ふんわかではなくパッキリ。ただ、私、この曲に関しては、エフェクトかけない方が好みだなぁ。大サビ手前をひろしにしたのが効果的。ドラマパートに森田さんしか登場しないって斬新だよね。他の五人が少し微笑みながら主人公(森田)を肯定してあげているっぽいのがグッとくる。みんな忙しそうだから自分が水に浸かったという森田さんでしたが、水中の森田剛があんなにも美しい生き物に見えるとは思いませんでした。

・COLORS
シングル買ったんだけど見事、雑感を書く前にアルバム収録されてしまいましたー。リリースが多くて感想が追いつかないのも久しぶりだな、うれしいなぁ。自分のようなものでも肯定してくれているような、優しく励ます系。やはりV6には応援ソングが似合います。

・レッツゴー6匹
過去記事をご参照。ホワイトボードの前で収録してるのが微笑ましい!livvvvvve.hateblo.jp

・The One
めちゃめちゃエンドロール感が強い、コンサートの締めで歌われてV6がカラーボール持って歩いてるのが目に浮かぶような一曲。これも「WALK」や「此処から」系。カッコいいのも愛しいのも全部ひっくるめて、最後に同志と歩いてく曲で締めていくV6……これなんですよ、この振り幅のデカさと、新しい取り組みしすぎな冒険心、それでも結局ここに落ち着くところが大好きなんですよ。でもV6によくある雰囲気すぎて、なかなかメロディが覚えられなくなってきたな、とも感じる。深刻な素材過多、みたいなMADっぽい映像と、被さるテーマとなる花はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。葉を映してくれないので下記のどちらか、断定はいまいち自信が無い。

イチリンソウなら花言葉は「追憶」で、地上を見つめていた星が眠くなって落ちてきて、白い花になったという伝説があるそうな。

ニリンソウもそっくりな花ですが、こちらの花言葉は「友情」「協力」「ずっと離れない」

……ニリンソウ説を推したい。ニリンソウの映像にV6「The One」……やりおるな。こちらの息の根を確実に止めにかかってる。こんな花言葉を持つ素敵なお花があるなんてなぁ(しかも有毒なんだよ)このお花の選出に関しては、グッジョブとしか言いようがないです。

・太陽と月のこどもたち
長場さんバージョン。みんなのうたバージョンや、シングルバージョンのMVともまた全然異なる印象で、なんだこう、1990年頃の槇原敬之のCDジャケットにありそうじゃないですか。ツアーグッズの入手がますます楽しみになって参りました。






初回B 特典映像「カミセンVSトニセン! 沖縄縦断VR対決」

ほんとにちゃんとしたバラエティーを作成してくれるようになった毎度おなじみ特典映像。ありがとうございますエイベックス。

ゆる~く戦うカミセンとトニセン。二組で対決企画をやると、どう考えてみてもカミセンに勝機が見えない(そもそもまともに勝つ気もない)のがいいですよね。しかし堅実なトニセンに、カミセンが奇跡で勝つこともあるので油断ならない。今回の森田剛は「トニングに勝とうぜ」って言ってたしな。トニング・センチュリーという呼称が2017年もまだ生き残っていたことにびっくりしたけどな。

トニセンはむっちゃ仲良くて……ていうか、若い頃に数多の死線を乗り越えてきた戦友だった人たちがナイスミドルという名のジジイになって笑いあってる、くらいの落ち着きがあって、いいなぁ。互いの過去わかりすぎ。普段から3人の絆は完璧ゲームで鍛えに鍛えまくっているトニセンに死角はなかった!

基本的に三宅に辛辣で岡田に甘い森田剛と、置いてかれるけど助手席でしっかり寝て「かわいそう」になりすぎないようバランス取るペーパードライバー健ちゃんと、森田の隣に三宅を添えたい自意識こじらせた双子担みたいになってた岡田と、これがカミング・センチュリーです本当にありがとうございます。いつかまた、簡易ベッドのある部屋に3人を押し込めていただきたい。


岡田「ねぇねぇ剛くんソフトクリームおごってよ」
森田「いいよ(即答)」
三宅「オレも!」


この貴重なやり取りを、ばっちり記録に残してくれたのがグッジョブ&グッジョブ! ありがとうエイベックス! 持ってけどろぼう! ぱーん!(千円札4枚を机に叩きつける音)

直後に店員さんへ健ちゃんを差し向ける森田さんとかむっちゃ森田剛なわけですよ。森田剛が無意識に岡田を弟扱いするのと、ちゃんと年下特権駆使して甘えてみせられるように育った岡田と、割り込んでくる三宅健ですよ。そんでもって森田剛による雑な三宅健いじり。あー。たまらない。これだけで今月は生きていける。

安定のナビ野を据えてきっちりスムーズに進行するトニセンと、やりたいことやりたいようにやって岡田の進行ぽっきり折る剛健(突っ込みもせず次の質問に移行する岡田)が、いくつになっても関係が変わらないおっさんたちで素敵極まってました。2017年の三宅健にイタズラしまくってはキャッキャしてる森田剛が見られるのは「The ONES」初回Bだけ!

V6ツアーの時期がやって来る度に、岡田准一が「三宅健可愛がりマシーン」の「長野博好き好きマシーン」の「森田剛リスペクト」になるの死ぬほど好きなんですが、今年もあい変わらず初日から豪快に飛ばしていて愉快だなぁと思いました。こうしたロケではそこまでの雰囲気もなくやたら冷静に見えるんですけれど、あれか、やっぱりライブ会場のステージの上というのは麻薬みたいなもので、ドーパミンどぱどぱ出て普段絶対やらないようなことやりたくなるのかしらね。




このほかにも、初回BにはドリフェスLIVE映像、さらに全形態にメイキングが見られる動画ストリーミング再生シリアルナンバーがつくんだ。
ちょっとでも気になったら、是非ともお手に取って、購入して見てもらいたいものだよね。今回めちゃめちゃ無茶してるからな、V6兄さん。




時折 考えるのだけれど、V6って歌い方にクセがある人がいないと思う。もちろん声質が特徴的な人はいる。声が高めなメンバーのおかげで、音で聴く限り、若々しく、王道アイドルソングもまだまだ現役で似合ってる。声の相性の問題もあるのだろうか。

歌い方に関しては本当にクセがないと思うし、実際、ユニゾンで歌わせると本当に没個性的な声として耳に届く。たぶん、だからこそ、20何年聴いていても飽きない。悪く言えば「これがV6、V6といえばこの歌い方!」という個性がない、ってことかもしれないけれど。でもそれって、どんな曲・どんな歌い方にも対応できる、ってことでもあるからねぇ。自分にとってはそのことが大変心地よくて。単にクセのある歌い方をする人が歌うアイドルソングを苦手としているだけかもわからんのですが。そもそも踊りながらだとクセの強い歌い方することが、逆に難しいのかもしれないな。