そのうち笑い話になるさ

得意分野は90年代の土曜9時ですが、22年目の話題にもできる限り迫っていく所存です。

未満都市2017を見たよ

ぼくらの勇気 未満都市2017 [Blu-ray]

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みんな、あの、幕原名物がばがばゲート、小馬鹿にしつつも大好きだったんだよな……って、グッと来るものがありました。

カルピスを飲みつつ未満都市2017リピートしながら、小学生の夏休み気分でこの記事を書いています。


結局、各々の道は違って、みんな大人になったけれど、つまらない大人になったことを反省して子供たちに謝罪するヤマトも、投げやりになったところをアキラに救われて夢を叶えたタケルも、結婚して小遣い1万円なキイチも、女手ひとつで子供を守っているスズコも、仕事を立派にこなしてるアキラやモリも、魅力的な大人になっているじゃないか。さて、自分はどうだろう。今の自分を、あの頃の自分が見たら、なんて言うだろう。

案外「全然いまと変わってねぇじゃねーか」って、笑うかもな。

もやっとした気持ちと爽やかさがいい感じに同居した、未満都市らしい結末でした。きいてみると、当時の放送を知らない世代も楽しんで見ていたようでうれしさいっぱい。政府をぶっ倒す、気に食わない大人たちをやっつけるのが目的じゃない、あるのが純粋な正義だけなところがいい。最後に各々が日常生活に戻れたのもいい。ユーリが20年前に託した人工衛星のカケラ(の一部)が、いまこうやってヤマトとタケルが日常生活に戻るための切符として使われたんだぜ。泣かせるぜ。

実際問題そんなにしれっと戻れるってことはないだろうけど、こまけぇこたぁいいんだよ。

演出も構成も、当時の雰囲気そのままに最高でした。特に、当時のままのBGM。懐かしすぎて涙が出そうだった。CM前のたたみかけるような急展開だとか、法廷で起こる金田一少年の事件簿だとか、蛍光灯バチバチ光らせながらの銀狼怪奇ファイルだとか。うぉー。

抵抗を諦めてしまったアキラに電話するタケルのPCに「大入り」シールが貼ってあって、それが「大人」にも見えるだとか(細かい)

黄金期Jr.勢も素敵で、なかでもよかったなぁと思ったのがね、意外や意外、相葉さんなんですよ。アキラ上手になったね、人間ぽくなったねぇ。私、人間くさいキャラクターが大好きで、昔の、超絶棒読み心ここにあらずみたいだったアキラはぶっちゃけ苦手なほうだったので、タケルに人懐こく声をかけたり、友達っていいなぁってほろほろ泣いたり、闇落ちして金に困って幕原の友達頼ったり、水筒持って向井理に直談判したりするアキラを見直しました。もはやアキラ主役の話と言ってもよかったんじゃないかしらと思うほど。


ここだけの話、アキラはウイルスにやられるか政府の手によって死ぬんじゃないかと思ってました。さすがに友情出演でそこまでえげつないことはやらなかったね!、と安心しつつ、これが仮に連ドラだったらわからんぞ……という気もしなくもない。

(最初に千葉くんがアキラの後輩役ときいたときに、たぶん裏で政府と繋がっていてアキラを貶める役回りだろうなと思ってました。むしろ助けてくれる良き後輩でした。疑ってかかって申し訳ない。7年くらい経っても千葉くんは護星天使でした。)

モリのほうは、ちょっと大人になってからのスカしたイメージが強すぎて心配だったんですが、オーバーオール姿が若々しくってびっくりしました。最初に非協力的なのはわかっていたけど、本編の最終回でわざわざタケルの実家を訪ねてきた子と同一人物だと思うと辛かったなぁ。

普段は全然違う仕事をしていて、奥さんもいて子供もいて……な小原くんが、このためだけに来てくれたというのもこれ以上ないくらいリアルなキイチの現況で最高にエモーショナルです。まっっっったくブランクを感じさせない馴染みっぷりは鳥肌ものでした。マジでありがとう小原くん。いつまでもお幸せに!(これを見た松岡や井ノ原に飲みに誘われてサイコメの話題で盛り上がるところまで楽しみ!、未だに小原くんは賢いしっかり者で、他の二人から土下座とかされて拝まれていいように使われているイメージ!)

唯一無念なのは、穴沢くんが出られなかったことかしら。キャラクター的にリュウが登場しないのはわかるけど、大人の事情で出てこられないマコトはなんだかなぁ。まぁ出られないのは全然いいとして、相棒だったアキラがマコトの現状を語る場面なんか入れてくれてもよかったのよって思う。ひょっとしたらカットされただけで、ほんとはクリスマスにヤマトタケルと呑んだときに、そういう話も出ていたのかもしれないね。

今回この場所に来られなかったマコトやリュウは、ひょっとしたら幕原以外……日本以外の場所で活躍していたのかもしれませんね。

当時の子供にいなかったタイプとして極端にデフォルメされた現代っこたち、腐女子と小学生とニートも、まさに堤幸彦な感じが濃縮されていて頼もしかった。なかでも腐女子はクセになります。たまにいるよねああいうオタク。小学生はSPECに出てそうでした。ニートはちょっと、2005年頃の世界からタイムスリップしてきた感じがありましたけれども。高木くんも、すごくジュブナイルジュブナイルしていて素敵だったなぁ。ああいう、小中学生が巨大な悪に立ち向かって冒険するような作品マジ見たい。


T幕原型のワクチンもようやく開発されたということらしいし、これでもうウイルスにまつわる事件は起こらないのかもしれないけれど、たとえ大きな事件が起こらなかったとしても、またここから20年先の幕原で(我々当時の視聴者も含めた)みんなが集まれることを楽しみにしています。

さぁ、8時だJ見なくちゃ……という気持ちになったのは久しぶり。
思えば自分もあの頃は、超絶テレビっこだったなぁ。

改めまして、KinKi Kidsの20周年おめでとうございます!