そのうち笑い話になるさ

得意分野は土曜の夜、日曜の朝です。

新曲「HELLO」に想うこと

ちょっと変なはなしをしてもいいかな。
とんちんかんなこと言ってたらごめんね。

V6のベストアルバム「SUPER Very best*1」がとうとう発売になった。

手元に届いたLoppiHMV盤に収録されている「HELLO」は、大人になったV6が懸命に、訴えかけるように唄う、切なく胸がつまる曲だ。私の中でV6がハローと言えば、2001年のアルバム「Volume6」収録の明るく希望に満ちあふれた「Hello」で、そちらとは全く異なる曲調に、初聴きで面食らってしまった。不勉強ゆえ新曲「HELLO」が誰に向けて唄った楽曲なのかはわからないのだが、聴きながら、こんなことを感じた。

この十云年間あまり変化することもなくゆるゆるとやってきたV6ファン生活では、新たにファンになる人はもちろん、卒業する人もたくさん見届けてきていて、昔一緒にV6を応援していたのだけど、現在では音信不通となった、かつて同志だった方々というのがいる。新曲「HELLO」には、なぜか彼女たちを思い浮かべてしまう。

V6に転落する後押しをしてくれた幼なじみのMっさんとか、
高校生だった私のV6小説をべた褒めしてくれたYたんとか、
一緒にサンダーバードの初日の初演を観たあの子とか、
生まれて初めてのイノッチ舞台を誘ってくれたSさんとか、
初めて取ったチケットでイノッチ舞台に誘ったUさんとか、
素敵なV6小説を書かれるので大ファンだった彼女とか、
サイトを畳んでしまわれた憧れの管理人さんとか、
私なんぞが書くものを喜んでくれていた方々とか、

あの頃と寸分違わぬ熱いまなざしでV6を追いかけている(とても子供じみたままここまで来た)私は、今でも時々彼女たちのことを思い出す。ネットでもリアルでも見かけなくなってしまったけれど、今また彼女たちはV6を意識してくれているのかな。それとも忘れてしまっているんだろうか。

そんなの別にどちらだってかまわないし、V6はともかくとしても私のことなんかすっかり忘れてくれちゃってかまわないというかむしろそうしてほしいんだけど、私は彼女たちを忘れないだろうし、かつて一度でも共に好きなものを語り合った仲である身としては、例えもう二度と会うことは無いとしても、彼女たちもまたV6同様、元気で穏やかに毎日を過ごしていてほしいな、なんてことを、新曲「HELLO」を聴くだけで思えてきてしまうのだ。

今ここに居ない誰かにまで優しくなれる、名曲だと思う。

*1:なんだかんだで全形態購入してしまった。我ながらどうかしてると思うけど、大満足でもある。