そのうち笑い話になるさ

得意分野は土曜の夜、日曜の朝です。

V6大好き新参子NACSが選ぶ本公演3選

真夏の「TEAM NACS特集」をWOWOWライブでまたやるそうなので、これまでに映像で観させてもらった本公演のうち、V6好きにもおすすめしたい3作品を選んでみました。いつか生で観てみたいものだなあ。


COMPOSER(2005年)

ナックス×音楽室の肖像画。社会科が苦手で、特に世界史は触れると身震いが止まらなくなるほど、無知無知アンド無知です。そんな自分がなぜコンポザを選ぶかというと、音楽史と見せかけた家族もの、親子ものだったから。ルイ(ベートーヴェン)も、その息子カールも、フランツ(シューベルト)も、ただ、親から愛されたかった。悪人はいないのに、親子のすれ違いが悲劇を生む。マスコットキャラクターのようなヤスケンモーツァルトの熱演もいいし、大きな愛で彼らを受け止めるサリエリ先生の森崎リーダーっぷりといったら半端じゃない。大泉さんの指揮は圧巻。話としてよくまとめ上げたなあ、という感じがいたします。伝記の通り、基本は悲劇ですが、そこはナックスらしく希望の持てる作劇で素敵です。純和風のお葬式や相撲のくだりがなじみやすくてとっつき易い。

やっぱ、このフォーマットが大好きなんだ。少人数で演じ分ける劇が大好き。光の加減や影絵で演じ分けさせる演出が大好き。ベートーヴェンに憧れ、やがて憎悪して、利用し貶めてやろうとしたその子ども(カール)に情がわくけど、運命は悪いほうへ悪いほうへ転がっていってこんなつもりじゃなかったって、最後は悪霊(モーツァルト)と……などという、最高に燃えるヒステリック眼鏡キャラクター・フランツが好きで好きで仕方ない。この弱くて不安定で根は善人な人間くさい人物像を作り上げた森崎リーダーとシゲは、ほんと尊敬の対象ですねえ。すみませんねいつもいろいろ言っちゃってますけど、尊敬しているんですよ。多重人格か、というほどに赤子から夫人、父親まで演じ分けまくる音尾くんの演技力がすんげぇ。こういう役をあてがう森崎さんもまた、いいんだよね。あとは余談ですが、メイキングの安田虫ごっこ最高。

LOOSER(2004年)

ナックス×新撰組。高校生の当時にこれを観ていたら、人生が変わってしまったと思います*1。それでも一発目、ナックスを全く知らない(大泉と安田はわかる)状態で観たときはダメでした。チュウされても盛り上がれないし、魚類ネタはわからないし、ガンダムやら不器用やら顔がでかいやら、お約束事とは察するものの、笑いづらい。でもお約束事がわかるようになると、こんなにも面白いネタはない笑。佐藤重幸を演じたシゲが、日頃どういう残念人物なのか、背景を知れば知るほど面白くなる。そんな舞台です。上記のコンポザと同様、五人きりで大勢を演じるフォーマットが大好き。内輪ネタをやや控えたコンポザに軍配が上がります。

芹沢鴨佐藤浩市のイメージが強いというか自分の中ではあれが芹澤そのもので、安田さんでもイメージが揺らぐことはありませんでした。宿に泊めてもらえなくて焚き火するくだりはただの安田顕で笑わせてもらった。でもキメるときはキメてくれて。梅の花が咲く病、雪霜に色よく花の咲きかけて散りても後に匂う梅の香……、リーダーのロマンチストさ極まれり。安田芹澤は見事、彼の場面では梅の香が漂うような気すらします。大泉の土方がちょっと嫌なやつに見えてしまったのは勿体無い。新撰組、または近藤さんへの愛着がもっと感じられたら違って見えたかも。リバーシブル芝居は、やっぱり音尾くんがとにかく上手いです。沖田もいいけど、桂さんの声が格好良すぎて痺れる。リーダーはどんな役でも真っ直ぐリーダーで、シゲはやっぱり、情けなく泣きわめくような鬱陶しい役やらせたら右に出るものはいません。副音声の可愛さ&くだらなさ&不謹慎さなら1位。古高の超いいシーンで繰り広げられた、新撰組に追い回されるチームナックスごっこが最高でした。よーし決闘だ。表出ろ!

下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。(2009年)

ナックス×兄弟もの。とりあえずV6が好きなひとはこの作品から観るのをお薦めしたい。仲良くやるのを目標として、逆に仲が悪くなった(らしい)という逸話も含めて好きな作品。

普段は弟キャラな音尾くんが違和感なくお兄ちゃんする様が素敵です。ヤクザ顔でお嬢様をそつなくこなす演技力。音尾くんの器用さはもっと評価されていいと思う。長男がぴったりの森崎リーダーの愛されっぷりといったら。こうしてみると森崎さんは本当に、帰ってこられる場所を守るひとがよく似合う。大泉さんは散々、出落ちだなんだと言ってましたけど、藍さんも普通に可愛いと思ったよ。気の強い女房役をやらせてこんなにもハマるシゲにもびっくりです。佳代さんがやる、とっさのごまかし方が好きで好きで仕方がない。*2「ひゃっはー!してない陰鬱暗の安田顕」が見たい派なので、情けなくて気が弱くてネガティブで……という役どころには本当に燃えました。無駄に動きが軽やかで、予期せぬところで転ぶのだもの。あんなの笑わないわけない。『さよなら朝日荘』といい『頑張れ!鹿子ブルブルズ!』といい、ファンが見たい(ひょっとしたら、本人たちより本人らしい)ナックス像を作り上げる事においては、大泉先生は天才だと思います。

詳しくは言いませんが、下荒井で「迷惑をかけるため」帰ってきた音尾くんが、悪童では「迷惑のかけかたを教えられる」ってのが、なんだかもう……グッときます。


本当はここに『悪童』と『LETTER』あるいは『LOVER』を入れて5選にしようと思っていたのですが、あまりにも話が長くなるので3つでやめました。ご紹介した3作品も含め、WOWOWライブにて8/14から連日放映されるそうなので、昨年のV6界隈を賑わせたWOWOWの乱から視聴を継続しているV6ファンの方は、お盆休みに観てみられてはいかがでしょうか(V6のライブもまた、再放送があるみたいね!)
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逆に、私が断トツで苦手なのは『WARRIOR』でした。まず上記の通り歴史ものが苦手*3だというのもひとつ。彼らの転換期だったんだろうなあ、なんだかぴりぴりしたものを感じたのもひとつ。森崎さんの伝えたかったことはわかるし、カッコいいんだけど、うまくは言えないが、なんかね、これじゃないんだな。客演も大勢いて、豪華で派手だけど、ナックスで見たいのはこれじゃないんだ。シゲさんがえらいカッコよかった*4けど、ううん、たぶん、単純に、泥臭いのが好みなんだよなあ。五人だけでどこまで演じきれるのか、というのにもすごく興味があるし。『HONOR』は演出(特に、やかんを共有する場面の素晴らしさ!)が大好き。五人で奏でる恵織太鼓はダイレクトに格好良いです。

あとは、強固に関連作品『river』『四国R-14』『頑張れ!鹿子ブルブルズ!』『さよなら朝日荘』『西遊記外伝モンキーパーマ』などなど推したいものは山ほどございます、今後ともいろいろ観てみて、応援していく方針です……!!!

*1:高校生というのはちょうど「新撰組!」に興じていた頃で、私は堺雅人演じる山南さんと、小林隆演じる源さんが好きでした。源さんが死ぬ回では、視聴後に家族中をドン引きさせる大号泣をかまして、行く末を案じられています。いや、感受性が豊かだったのよ……。というわけで、本来歴史ものが大の苦手な自分が、唯一自ら勉強したのが新撰組。ノンフィクションものや小説、関連漫画も読んでました。若者たちの青春ドラマとしての好き、です。

*2:戸次さんが演じた全ての役で自分が一番好きなのって、下荒井佳代かもしれない。

*3:大河ドラマも誰かに解説してもらいながらでないと理解できない。でも水戸黄門的な、起承転結が決まってる時代劇は大好き。

*4:信長をモンキーパーマより先に観たせいで、中の人が残念残念また残念とは思いもしなかった!

SMAPの解散

SMAPが解散する。

たまにテレビでお見かけする5人の姿には、もはや痛々しさを感じるばかりだった。何も知らない外野の身ではあるけれど、解散なんて字面を速報で見てしまうとどうしたって、胸がざわざわする。今度ばかりは、ほんとのほんととして、ニュースが流れている。だって25年続いたグループよ。26年続くと思うじゃない。

はい? ソロ? ソロじゃないよソロ活動ってなんだよグループなかったことにすんのかよ*1、グループオタはグループじゃないといけないのよ、おっさんグループに何より求めるのはその関係性なのよ、数多の困難乗り越えて背中預けられるようになった、その関係性なのよ。

でも、ならば、その肝心要な関係性が、もはや修復不能な状態までいってしまったら…………。

なるほど、私があたりまえだと捉えていたことは、どうやら無数の偶然や奇跡が折り重なってできているジェンガみたいなもので、どこかひとつでもぐらつけば、崩れるときは一瞬らしい。おそらく、いろんなこと、きちんと確かめて、変えていくことが必要な時期なのだ。あの会社が全体として。

落ち着こう、落ち着こう。今はただ、そうやって崩れたものが及ぼす影響を、これからの動向を、息を飲んで見守るだけだ。

*1:グループ無くす道を選ぶくらいなら、いっそ揃って事務所なんざ辞めちまってくれ派

CUE DREAM JAM-BOREE 2016 CD

まだまだ続くよジャンボリーロス。会場で買ったCDアルバムも素敵だったから語らせてほしい。

CUE DREAM JAM-BOREE 2016「仲間」~親愛なるあなたへ。CD

CUE DREAM JAM-BOREE 2016「仲間」~親愛なるあなたへ。CD

全曲「なかま」縛りになっていたんですね。

ジャニーズでは当然になってしまったA盤B盤通常盤商法を取ってないはずだけどけっこう売り上げているようですげーなぁと思いました。じゃあ一度に二枚三枚買う必要ないんだあ。すげーなぁ。大泉P効果?

1.『Party Ya!!』/ CUE ALL STARS
パーリヤ。パラパラ風の振り付けが大変カッコよく、真似しやすい。予備知識の無いひとでも楽しめるのではないでしょうか。

2.WEST CHUCK STORY / 戸次重幸 & 音尾琢真
西クンとチャックの歌。中学生の二人が未来なんてわからないまま素敵な明日を歌ってたと思うと泣けてくる。声の透明感が涼しげで心地好い。西クンはいいとしてチャックがあまりにもただの美声なのでそんなキャラだったっけ?と思う。でも歌ってるところを見ると最後にかけての無駄な動きはやっぱりチャックだった。ギター鳴らしながらガン無視決めてる西クンが小気味良い。ものすごくまともな綺麗な曲なので、シゲ詞曲らしくないな(イメージが「民生」のせいでもある)とも思った。クリスマスにぷよぷよやって待ってるような隙すら与えてくれない。守りに入ったのかいシゲさん。守るものができると人は変わるのだろうか。

3.僕らの時代 / 安田 顕 & 森崎博之
ボーナストラックを除き、アルバム唯一のエグい詞曲。なにを思って作ったの安田さんシリーズ。まさかのラップ。リーダーがカンペ見ないと歌えないのも納得の難解歌詞。なんにせよ、ワンツーに発注してくれてありがとう大泉P。ずっと思ってるんですけど2015ハナタレカレンダーのときの「(すごく恥ずかしいポーズ)こんなのワンツーにしかできないって!」ってのは、一体どういう感情なんでしょうか笑。それはさておき、コメディサイドからワンツーの20年を振り返った、みたいなところがありますね。基本的に子供の頃からあんまり変わりがない、と。しかし話すことがないからといって、毛を喰ってはなりません。

4.ぼくらのキセキ~five goes on~ TEAM★NACS
本公演の題名やモチーフを時系列に沿って散りばめた、子ナックス号泣ものの一曲。作詞曲の音尾くん天才か。よく聞くと歌割りも、それぞれが主要な人物を演じたり脚本演出したりした舞台を示唆するパートを担当するようになっており、軽く20年ぶんの時間旅行をしているような気分になる。5人が椅子に座って歌っていたのは“CHAIR”を意識したという説があるらしい。すげぇ。20年先もまだ夢の続きを見に行くんだろうと言える、仲間たちがとても羨ましくて眩しいです。

5.手漕ぎボートは海をこえて / 大泉 洋 & 鈴井貴之
どうでしょうに疎い自分でさえグッと来るものがあったので、藩士の方々は涙ものであろう一曲。大泉さんの視点と鈴井さんの視点とが、うまく絡み合ってひとつの物語になっています。本編あんなに馬鹿なのにねー(闘痔の旅までは見た)なんたら賞を取ろうが、主演映画がヒット飛ばそうが、やっぱり大泉の帰る岸はここで、ここがあるからこそ安心して東京で頑張れるんだろうな。そう考えると、あれだけ忙しい大泉が、それでも、ジャンボリーだけは文句言わず寝ないでやりきるのも納得です。やー、大泉洋の好感度うなぎ登り。そして鈴井さん、歌上手くなりましたね。

6.仲間のうた / CUE ALL STARS
森崎さんらしい、優しさのなかに鼓舞するようなところもある詞曲はもとより、アレンジが最高。宴の終わり感がすごい。リーダーの台詞がすごくいい。終盤の花に水やるソロパートを音尾くんに歌わせたのが素敵に無敵に意味深で、うぉおおおおおってなります。V6の「~此処から~」って曲で井ノ原さんが、最後のソロを末っ子の岡田さんに振ったじゃない。ちょうどあれ聴いたときと同じ気持ちだ。

7.ススキノ酩酊物語 / 小橋亜樹 <BONUS TRACK>
8.君が好き / 藤尾仁志 <BONUS TRACK>
小橋亜樹改め御社亜紀改め宮原都は安定のコメディ演歌。藤尾インティライミは最高に気持ち悪かったです。全力で誉めています。あんなに藤尾フィーチャーされてるとは思っていなくて、ローカルニュースで頑張ってるところを見かけてちょっと好きになってしまった。自分のなかで今回、大泉、安田に続いて大きく株を上げたのが実は藤尾くんだったりします。どうでもいい。

なんつうか「なかま」って言葉って、なんとなく、胡散臭いじゃないですか。いい言葉だけど多用すると薄っぺらいというか。押し付けがましいというか。疑ってかかるもんで、信用ならない。でも、このイベントとアルバムとに限っては、やっぱり「仲間」っていいもんだなと思えた。“ザ・異邦人”状態だった自分のような者さえ温かく迎えてくれる器の大きさがあって、会場の雰囲気も(一部の過激な方々除き)お祭りの縁日みたいなのほほんとしたところがあって、田舎者の私にはありがたい馴染みやすさだったなあ。

ジャニーズのコンサートってのは完全なる夢の国の別世界で、比べるとCDJは日常と地続きな感じがあるね。どっちもそれぞれ楽しいわ。やっぱこういうのはやるなら夏だね。お祭りって、こういうことよね~。

CUE DREAM JAM-BOREE 2016 千秋楽

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WOWOWで「悪童」を、たまたま見かけてからおよそ半年。
まさか、あの大泉洋Pを追いかけて北海道に飛ぶとは思っていませんでした。

CUE DREAM JAM-BOREE 2016 千秋楽に行ってきたよ!


一時的にブアッと豪雨が通りすぎていったのだが、雨男で名高い大泉氏がMCで「上と連絡取って降らせる量を調節してるから」的なことを話されていて、あれ……、なにこのデジャブと思いました。ねえ井ノ原さん。やっぱキャラって被るんだなあ!

安田さんや音尾くんの濃ゆいキャラは、さすがにもう(年齢的にあるいは世間体的に)見られないのかなーっとなんとなく思っていたら、いつもの黄色いパンツが出てきてガッツポーズだったし、森崎先生も生で見られるとは思ってなかったし、そもそも鈴井貴之のとん平を見せられてしまったら、そんなこと言ってらんないんだろうなあ。さすが生涯現役、率先して馬鹿になって、かっけーっす会長。女子部も可愛かったし、誰よりも藤尾インティライミは輝いていた。後ろの河野くんの顔が脳裏に焼きついて離れない。

★ナックスは見事に泣かせにきてました。
本公演20年の歩みに圧倒された。音尾くんいい曲つくるねえ。ハリケーンは無駄な動きの多いシゲさんがきれっきれで脱帽。みんなまだまだ動ける。気がつきゃ40過ぎじゃない!

どうでしょうには詳しくないけれど、そんな自分もついうるっと来てしまった鈴井大泉デュオの演出。そしてラストは樋口さんの1/6の夢旅人2016で。*1

みんなそれぞれ格好良かったし可愛かったし語りきれないのだけれど、やっぱり森崎さんが、勢いあって優しくて良かったなあ。リーダーのうちわ振っちゃったよ。憧れというか、ああありたいなという目標の方です。ど新参者の本州民も温かく迎え入れてくださる心の広さと申しますか。CUEの、というか、結局は北海道のファンになりました。観光も含め、本当に楽しませていただきました。また北海道に、今度はもっとゆっくりスケジュールで遊びに行こうと思います。ありがとうございました!

今回、一番楽しみにしていた寸劇パート。
追記には自分用の覚え書きを置いています。

*1:これを聞くたびに(トニセンの always お返しするから無印も歌ってくんないかしら)という気持ちになります。いや、トニセン版もそれはそれでいいもんなんだけど!

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週末に待ち合わせしようよ!

WEEKEND JOURNEY

WEEKEND JOURNEY

ここ数日の心のテーマが高橋優の「WEEKEND JOURNEY」で既に精神は北の大地に居ます。エクトプラズム。

眼鏡市場

「眼鏡で無闇にテンション高いオカダ」というのが自分にとって大好きの最上位にありまして、そこんとこいくと眼鏡市場、本当にありがとう。2016年の夏もあんな振りきれたお姿が拝見できるとは思ってませんでした。いやいや、同じ振りきれっぷりでもかつては「(本当は根暗だろうにアイドル的にそういう役回りを求められるから明らかに)無理してるだろキツいならやめとけって」とお節介ながら声をかけたくなるほど空回ってヤケクソで痛々しい時代、みたいなのがあったような気もしていて、これとかひらパーとかなんやいろいろコメディに比重を置いた役回りをごく自然にこなしているのを見かけると大変微笑ましく思います。

あの頃の未来に私は立っていて(実態はどうであれ)見たところ不変であるもの、が存在してくれる世界の尊さに気がつく。同じ眼鏡でも、つんと おすまししたようなやつにゃあ興味がございません。喜劇を自然に見せられる役者は、良い役者だと思うの。

FNS

夏休みに入り(大人になろうとも夏休みという言葉の響きは最高に、高まりますなぁ)ようやくFNSも目にすることができました。

もう何か「そこにひろしのケツがあれば、行って柔らかくタッチをし……」みたいな当たり前の使命感が、ていうか考えるより先に手が出るみたいなのが、いちいちグッと来ます。わりきれないしょっとにぐっときてる。愛なんだで「今回はどのように坂本さんを弄るのか?」という部分と、BW白背景に赤いハートと七色の虹演出はありがちながらもラブリーで燃えました……なんだっけああいう感じの何かの紙媒体で見たことあるな……10周年だっけ?

端から見たらただの阿呆かもしれんが6人が揃って笑ってくれてるだけでわりと私の世界はハッピーなのよねマジで!

KinKi兄さんがあい変わらず高貴で雅でお耽美なのに、これよこれこれ!ってなりました。カラオケ行くたび「硝子の少年」入れてPVを観るんですがそんじゃそこらのアイドルとの“格の違い”みたいなのが見てとれていいっすよね。デビュー曲からしてあんなにもお洒落でカッケェユニット、なかなか無いっす。そんな兄さん方も20周年イヤー突入らしいですね。時が経つのは早いなあ。二人が出てる話なら、自分の中では未満都市が唯一無二。

北海道に参上します

いよいよCDJ2016まで10日ほどと迫ってきた。うはー緊張だー。緊張の夏、日本の夏だ。V6でも行ったことがないきたえーるに自らチケットもぎ取って向かう日がやって来ようとは。あい変わらずの無計画っぷりですが一応は2泊3日で札幌周辺をうろうろしてくる予定でおります。ジャンボリー参戦以外びっくりするほどなんにも決めていないので、ここは行っとくべき、みたいなのがあったら是非とも教えてやっていただきたい。食ったことのない美味しいもの食べたい。そもそも田舎の方向音痴が無事に着けるかしら。超不安。

最近……というかここ何ヵ月かでは、音尾くん繋がり(ノケモノノケモノ)で小林賢太郎を再発見できたのが大収穫だと思っています。小林賢太郎テレビ大好き。マルポ便が好きすぎる!

V6「Beautiful World」

さあ、フラゲで手に入れていた「Beautiful World」です。

やって参りました雑誌露出週間。今年はこれが最初で最後と思いますので、とりあえず6人表紙のものは一通り網羅してきたつもりです。感想などは余力があれば。TVガイド強し。


Beautiful World

Beautiful World

なんか、ポスターもらったさ。でもたぶん飾れないなあ。
楽曲のよさは折り紙つきなので、その他の感想をぽちぽちと。
(9係的には久々ジャスミン的なのに着地したなと感じます)

MVは地味に想像力をかきたてられる秀逸な出来ですね。手にペイントで入れた差し色ね。あれがあるのでMVの評価が3割くらい高まっていたと思います。メンバーカラーは昨年に続き固定なのかな。それもそれで……、なんか五年ごとくらいにキャラを見直して変えていってもおもしろいんじゃないかしら。

そして、評価されるべきは初回B盤の「Lip Synch Video」という試み、思いがけず良かった! ありあり、やっぱり三宅の健ちゃんのご意向なのだろうか、これ定番化させてもいいよね! V6は新しいことどんどんやるけど、すぐ忘れるからな!笑

B盤恒例バラエティ企画も、キチッとツボをおさえた安定感。動物呼んで、卵の黄身を吸って、罰ゲーム。シンプルイズベスト。こういうのでいいんですよ、くだらなくて低予算なやつでいいんです。なにより、ベージュ再来(@夜中に犬に起こった奇妙な事件:再演お待ちしてます!)は、ものすごーーーく好きだった手前、燃えたなあ。あと岡田さんとペンギン。井ノ原快彦のバラエティ能力の高さを再確認。企画のぐだぐだぶりに文句が出るのを恐れたのか笑、ダンスが確認できる「Beautiful World」ボーナスビデオも入っているので、個人的にはこちらB盤をおすすめしたいですね。

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今回は(ラジオ等の)トニカミ曲を事前に耳に入れないよう心がけておりまして、初めて聴いた「不惑」が期待を越える名曲で気に入ってしまい、延々「不惑」リピートする、という不思議な現象を起こしています。いやあ、トニセン素晴らしい。ハモりも普通に美しい。この不惑」と「夜汽車ライダー」と「Working Man」で、自分のなかの三大リーマン頑張れソングです。なんかもう、社会人なりたて→10年経って慣れてきた頃→中間管理職として多忙な日々、みたいな。トニセン曲だけでドラマできるよこれ。定年迎える頃にはますます素敵な曲が生まれるよ、きっと!

三宅健には是非とも坂本昌行主演PVを撮っていただいて!

カミセン「シンパシー」も、優しめおとなしめな30代カミセンさよならナンバー。いやあ、あの子たちも、落ち着いたねぇえええ。テキハスグソコヒドクヤバクチカァーク!!!とか、レペゼントゥーダワークセイチュー!!!とか叫んでたのにねえええ。と、ついつい近所のババアのような感想が出てしまいます。*1

特典関連。とりあえずラブセン2年選手としてシリアルナンバーを三回ぶん(AB通常)入れてきたところ、

一打目:長野
二打目:坂本
三打目:岡田

井ノ原組打率0割0分0厘。また落ち着いちゃってる感じのばかりきましたなあ。前回は涙のアト~だったか、あのときはなんだったっけ(長野岡田はいた気がする……?)坂本昌行に洋画の吹き替えやらせ隊」を自称する身として坂本さんの朗読は大変うれしみでしたが、森田剛にひたすら素数を数えさせ隊」を自称する身としましては、V6で朗読をさせるなら森田さん!と常々思っているもので、彼が出てこなかったのは大変心残りです。あと、ラブセンやってない勢には意味ない特典てのは、やっぱちょっと、どうかなあ。 やってる身としては射幸心煽られて楽しかったけど。

総合的には、20周年というお祭り明けの一発目にはふさわしい、爽やかで穏やかで、大人の魅力が詰まった初夏にぴったりのCDでした。ここから25年目、30年目に向かって彼らがどう色づいていくのか、楽しみですね!

*1:あまりにバイバイ言うから頭のなかの轟一郎が邪魔してきて仕方がなかったのはたぶん、私だけでよい。

悪童

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おいー、おまえたちー。
とうとう悪童DVD発売だなぁ。
サントラCD付きを買ったぞぉ。

と、いうわけで、
いよいよ悪童がBlu-rayで解禁です。

追記から、ネタバレ込みの無駄に長い、長~い感想文。

ハマりすぎた挙句、CUE DREAM JAM-BOREE 2016に申し込んで参加できることとなりました。だって噂の中学生編がどうしたって観たいもの。しかし、なにぶん初めての北海道で知り合いもおらず、新参者丸出しで、今からド緊張しております。いやあ、大丈夫かな……でも生で観てみたいんだあ、オフィスキュー。これまでの歌もだいぶ覚えたよ。「月の裏で」は無類!「さよなら朝日荘」至上主義!

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